2011年2月27日日曜日

ライデン自然史博物館

春休みのメインイベントとして計画していた博物館遠足に行ってきた。

こまめのクラスの仲良しPくんと、そのご両親、そして2歳の妹Lちゃんと一緒。
土日だけ使える1日乗り放題の「青春18きっぷ」のような特売切符が手に入ったので、滅多に
乗らない電車でお出かけ、というのも楽しみのひとつ。
あいにくの雨模様だったが、朝から張り切って出かけた。
(バタバタしていてカメラを忘れてしまったのが痛恨の極み…。)

日曜日の9時台で電車もガラガラ。通路をはさんで8人で座れた。
1時間とちょっと電車に揺られる間、外を眺めたりお絵描きしたり、みんないい子にしていた。

ライオンと猟師 by こまめ。ごまめも鉛筆で参加。

検札に来た車掌さんは朗らかなおじさん。
ライデン駅に到着した時のアナウンスは「お子様とお荷物をお忘れにならないよう」!

さて、ライデン駅から歩いて10分足らずのところに自然史博物館「Naturalis」はある。
周囲の水路に葦が植わっていたりして、夏など気持ちの良さそうな所だが、何しろ冷たい風雨
吹きすさぶ中、傘もささずに歩いていたので、大急ぎで館内へ。
着くなりごまめは昼寝タイムにさしかかり、昼食までバギーで熟睡。

まずは目玉である常設の恐竜やマンモスの化石を見る。
部屋全体を使った3次元の進化樹形図や、地球上の生物の歴史を辿れるパネルなどもある。
生物学を勉強したかったのに叶わなかったという父がこまめ&Pくんにいろいろと解説していた。
小学校教諭であるPくんのお母さんも、本職だけに解説は得意のようだったので、母は完全に
おまかせモードで楽させてもらった。

それから特設の水棲哺乳類(クジラ、イルカ、シャチ、イッカクなど)展へ。

期間限定のこの展示、受付でクイズカードと質問内容に関連した模型(イルカやシャチの模型
だったり、実物大の骨格の一部だったり)を借りて、展示の中から答えを探す…という企画で、
ただ見るだけの展示よりもアクティブに関われるとあって子ども達の印象にも残ったようだ。
母が今まで知らなくて「へ〜」と思ったのは、生まれたばかりのクジラやイルカの赤ちゃんには
海面に向かう本能があり、母親もそれを助けてすぐさま海面に向かわせるとのこと。
ナゼでしょう? それは… 呼吸させるため!
そうでした、エラ呼吸じゃないので空気がないとダメなのでした。

展示室内を何周もするうちに、段々混み始めたので、少し早めのお昼を食べることにする。
ここの喫茶コーナーは持ち込みOKとのことだったので、お弁当持参で。
丸パンに玉子サラダなどいろいろはさんだものとミニトマトを持って行った。

食後はその他の展示室へ。
地球の成り立ち、火山や火成岩のことなどは、地学が好きだった母にはたまらなく懐かしい。
たくさんの生物標本には、動物好きのごまめが一番反応していた。
「がーがー」という新しい言葉も出た〜!

こまめはPくんとずっと一緒に展示を見て回ったり追いかけっこしたり。
ごまめは妹のLちゃんになついて、小さい子同士楽しそうに遊んでいた。
大人が4人もいるので監視する分にも気楽で、おしゃべりもまた楽しかった。
3時にライデンを去り、4時には地元へ。充実した1日だった!
今日の大成功に味をしめ、次回はアムステルダムにあるサイエンスミュージアムNEMOなんかも
いいですね、と言って解散となったのだった。

帰りの電車で描いたのは、3階建ての電車。


ちなみに、ライデンは歴史ある大学の街。
自然史博物館の他にも、民俗学博物館大学付属植物園、それから日本とゆかりの深い
シーボルトハウスなどがある。
 →ライデン観光案内(オランダ政府観光局/日本語)

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