2011年6月30日木曜日

麦秋

通学時に見かける原っぱが色づいている。

何かと思ったら、麦畑だった。黄金色の一歩手前といったところ。

その近くの畑も面白そうだったので、放課後こまめと自転車で行ってみよう!と準備していた
まさにその時、近所の友達Jくんが「あそぼ」と誘いに来た。公園に行って一緒にかたつむりを
探そうと言う。「どっちにする…?」と聞いたら、迷わず「公園!」と。
やっぱり友達の魅力には勝てなんだか。

しかたがないので、ごまめと二人でゆるゆるサイクリング。
のんびり10分ほどこいで行くと…

やってきました、じゃがいも畑!


こんなかわいい花が一面に咲いて風に揺れていたので、近くで見てみたくなったのだ。
去年の秋にはかぼちゃ畑だった所。


夏草さわりたさに、立ってヨチヨチと近づいてみるごまめ。


あぜ道と鉄塔。
こんなのんきな風景が、住宅街と運河一本隔てた所に広がっている。

2011年6月29日水曜日

桃の季節



こちらの桃は日本のものより一回り小さく、味もみずみずしさもいまひとつ。
むしろ熟したネクタリンの方が、汁ボトボト・甘みもたっぷりで桃っぽくて、大好き。
果物皿で追熟させている間、うっとりするような芳香が漂うぴょんぴょんがえるも寄ってくる
というわけ。

こちらの…と書いたが、産地はスペイン・ギリシャ・イタリアなど。



おもての立葵が花盛り。
なんともいえない深みのある色と艶…。近所のスーパーの特売品(一昨年)とは思えない。
気品さえ漂っている。

まだまだたくさんつぼみがついてる。うれしいなあ。

(A+B) ÷2=?

気温は急降下、一気に17℃に。まったく…。

・暗唱 
 「うれしさや七夕竹の中を行く」
   竹の画像を見ていたら「(名前が)たけのこみた〜い」というので、そもそも竹が親で
   タケノコはその赤ちゃんなのだという話をしつつ、筍の画像も見る。

いきもの博士:どうぶつ(20)、さかな(20)
   レベルアップ=数が倍に、すなわち新しい種類の生き物が登場。

幼児の学習素材館より:なぞり書き たなばた

・音読『つきよ
   ○○って言ったのは誰かな?と聞くと、「キツネ」と答えるではないか!(正解はタヌキ)
   狐&狸が化ける昔話を読んだこともないのに、なぜにそのセットで勘違い??

・教育番組『できた できた できた
  ごめんなさいとあやまれること、正座の仕方、人力車のお仕事など。


今日のダンス教室は、これまで欠席した分を補うということで、2連チャンでのレッスン
1レッスンが45分だから、計1時間半。これぐらいがちょうどいいという。普段は短かすぎて
物足りなかったようだ。
何かこう、エンジンがあたたまりにくい重機とか、オーブンみたいだなあ。

帰宅したらちょうどお向かいさんと鉢合わせした。
あちらのお兄ちゃん(9歳)はとても活発でおしゃべり、物怖じしない面白い子なのだが、
その分?集中力がないそうで、そのための特別授業を10回ほど受けたという。
機敏すぎるのも困りものよ…とおっしゃったので、こまめと正反対ですね…と言っておいた。
前述のダンス教室しかり、日本語の取り組みしかり、ひとつのことを始めたらじっくり取り
組めるのだが、ちゃっちゃとこなして次!次!と進めていくのが苦手なんです、と。
足して2で割ったらちょうどいいのかしら〜なんて笑っていたお向かいさん。ホントにね。


お仕事中のごまめ。鞄の中を総点検。ご苦労さんです!ええもんは見っかったかい…。

2011年6月28日火曜日

七夕の話

朝、登校の車中で七夕の話をして、今週の俳句「うれしさや 七夕 竹の中を行く」の暗唱。

「会いたかった人とやっと会えたらうれしいよねえ…」と言ってから、「こまめちゃんは、
遠くでなかなか会えないけど会いたいなーっていう人いる?」と聞いてみた。
ほんの少し考えてから、「ばあば…」と。
やっぱりそうだよね。


気温は28℃、嵐の前兆で珍しく蒸し暑い。湿度5割増か?!思わずニヤニヤ…。
むしろホッとするというか、通常運転というか、身体が馴染む感じがする。
温暖湿潤でちょうどいい人間なのだ、私は。

で、おニューのサマードレス。

何回着られるかな?(=夏日がまだたくさんやってきますように…!)


頭にたくさん汗をかく1歳児。
しばらくイヤがっていたのだが、ようやっとくくらせてもらえるようになった。
ま、それでもすぐにはずしてしまったりするのだけれど。


放課後の取り組みは、並べ替えのシール貼り。

背景には天の川の写真。画像検索で拾ってきたのだが、台湾で撮影されたものだという。
ここは何しろ10時頃まで明るいので、夏の夜空の観察などできっこない。
薄暮の空のずっとむこうに、たしかに輝いてはいるのだろうけれど…。

笹飾りの写真を見てインスパイアされたようで、早速輪飾りを作り始めたこまめ。
居間にある、笹に似ていなくもない観葉植物に引っ掛けてみた。
これから毎日ちょっとずつ作ってみよう。

2011年6月27日月曜日

突然の夏日

いきなり30℃超え…。
数日前までは20℃以下だったし、明後日にはまたそんな感じに戻ってしまうそうなので、本当
に突然以外の何者でもない。

こちらの家はレンガ造りで気密性が高いので、窓さえしっかり閉めていれば室内は涼しいまま
保たれる、というこの不思議。
こちらに来たばかりの頃、木造家屋の習慣で、それーっとばかりに開け放っていたら、熱気が
家の中に入ってくる!と父に怒られたものだった。
確かに、中はヒンヤリ、外はモワッ。

こまめは放課後クラスの友達の家へ遊びに行ったのだが、あまりの暑さと日差しの強さの為、
涼しい室内で遊んだとのこと。
まあオランダではこの程度の「暑い日」が年に10日あるかないか、25℃超えを含めても合計で
2〜3週間ほどしかないのだけれど。(←おまめの印象)


日中の空き時間には、例の動物カードに日本語名のシールを貼る作業を地道に…。
Wikipediaなどを使って調べていくと、自分にも発見・再発見があったりして面白い。


晩ごはんの後で「ひらがなめいろ」をやりたいと言い出したので、以前に暗唱した俳句の迷路
を3枚出してきた。
「菜の花や…」「古池や…」「青梅に…」の3種類。
最初はちょっと考え込んでいたが、思い出したようで、あとはスラスラとやっていた。

今週の句の題材は七夕。
「うれしさや 七夕 竹の中を行く」(正岡子規)
口頭でやってみたのだが(洗いものをしながら!)、やはりイメージを広げるための画像など
を用意して、情景が頭に浮かぶようにした方が良さそうだ。

2011年6月26日日曜日

あかいものはりんご、くろいものは…

昨日とはうってかわって、いいお天気。

午前中の取り組み:

・暗唱
 「此ほたる田ごとの月にくらべみん」

・ひらがなワーク
 「ろ」のつく言葉 線結び

   ついでに、こども百科辞典で「ロケット」「ロボット」の項を見る。

・ひらがなめいろ
  10までの数え方「ひとつ、ふたつ、…」


・音読

国語の力:ことばあそび
   形容詞がかかる言葉を自分で考える穴埋めが面白かったようだ。
   文字は、母がうすく下書きしたものをなぞり書き。



午後には気温もぐんぐん上がり、抜群のバーベキュー日和!
市内のNさん宅に7家族が集結して、親も子も大いに盛り上がった。
出掛ける直前にしょーもないことに腹を立ててドタキャンした父…。こんないい日を逃して、
自業自得とはいえ、残念だったのう。

2011年6月25日土曜日

雨の土曜日

朝から雨。
楽しみにしていたバーベキューは、明日に延期になった。
冷蔵庫で待機中のビールとワインはもうちょっと出番待ち。


午前中は、4〜5歳児の日本語教室へ。
2回目の今日も、充実した内容で楽しく授業を受けてきたようだ。

印象的だったのが、帰り道「何をやったか」だけでなく、読んでもらった絵本のあらすじまで
教えてくれたこと。
ところが、帰宅後に父が「どうだった?」と興味津々で訊ねても「今は言いたくない〜」とか
何とか、はぐらかすばかり。
これは、現地校やダンス教室などの後での母とのやりとりをまるっきり反転させたもの。
やはり、オランダ語で体験したことはオランダ語で、日本語での体験は日本語で要約して人に
伝えやすいのだろう。間に「翻訳」という手順をはさまなくていいので当然だ。

2011年6月24日金曜日

庭先の夏至

一昨日は、夏至だった

一番近い太陽の光を一身に集める、松虫草。



すっくと伸びた、黒百合色の立葵。
一昨年、球根を買うも植え忘れる。
去年、納屋より発見→植えてみた。が、数枚葉が出た時点で夏が終わってしまった。
今年、やっとのことで花をつけるに至った、強靭な根の持ち主。



可憐なつぼみがどっさりついた、南天。
このうち、朱い実となるのはいくつくらいか…。毎年、数個しかできないんだよなあ。



ドクダミのつぼみ。早く白い十字を咲かせておくれ。



銀杏の天辺。ついに背を越されてしまった。



なんだかよくわからないが、勝手にどんどん増えていく多肉植物。
海藻みたいなナリのくせに、すごくかわいい花をつけるんだよなあ。



実葛。植えてみてから雄株だったことが判明、あの超絶にきれいな実はならないのだった。
はかない雄花もかわいいけどね…。どこかで雌株を見つけたいもんだ。



そして、部屋の中にも夏至の光。

これで夕方6時過ぎ…。日没は夜10時過ぎなのだった。

TOKO、動物カード、いろいろ


ドシャーッと降ったり、ピカーッと晴れたり、忙しい天気。
そして、夏至の頃の日差しで車の中はアチアチだったりするくせに、外は強風で肌寒い。
このよくわからん気候がまさにオランダ的。


放課後、街中のアジアンショップ(オランダでは植民地時代の名残で「TOKO(トーコー)」
という)に寄り道して、明日のバーベキューに持参する枝豆(冷凍)を買う。
中国産で、一袋200円チョイというお安さの理由が若干気にならないわけでもないが、それを
無視できる強力な理由=仲間とビール!が待っているのだ。
ついでにレンコン(同じく冷凍)や干し椎茸、タイ製のかっぱえびせん、ナタデココ等々を
買って帰る。

東南アジアはじめ世界各国のお米、乾物やスパイス、生鮮野菜に冷凍食品などを扱っている
ちょっとしたスーパーのような店で、エキゾチックな匂いに満ちている。
「からーい匂いがくんでるね〜」とこまめが言うので、何のことか?と思ったら、クンでる=
クンクンするものが漂っている=におう、ということらしい。汲んでる、ではなかった。

そういえば数年前もhummen(フメン)というオランダ語の動詞を勝手に作っていたっけ。
さて一体何でしょう?
正解は… ↓一番下に〜↓


買物といえば、最近某スーパーで買物をすると、このような動物カードがもらえる。

買物した金額に応じてもらえるオマケの類では、今までで一番いいかも。
即捨てたくなるようなおもちゃやサッカーカードなど興味の対象外のものは、もらわないか、
もらっても他の子にあげたりしていたが、このカードはこまめもごまめも楽しみにしており、
ついつい集めてしまっているのだ。

WWF協賛のこのカード、幼児向けの動物図鑑に載っているような「基本の動物」より一歩
踏み込んだ、ちょっとマニアックな動物が登場する。「クジラ」じゃなくて「ザトウクジラ」
とか、「ウサギ」じゃなくて「トビウサギ」とか。
オランダでは馴染みのない「セミ」もあって嬉しくなったが、これは「セミ」とだけ。見た目
からするとニイニイゼミの類かな?

たくさんたまってきたので、コレクションブックなるものに入れて整理した。
その分類がまた楽しい。「すごく長生きする動物」「穴堀り名人」「鳴き声のうるさい動物」
「寒くてもへっちゃらな動物」など、○○類を横断する形で、特徴ごとにまとまっているのだ。
トランプサイズながらなかなかの充実ぶりで、高学年でも楽しめそうなマメ知識やクイズなども書いてある。
全部で204種類もあるそうなので、集めきるのは無理だと思うけれど、各カテゴリー数枚ずつ
は揃っている。日本語名も調べて、一風変わった動物図鑑として保存版にしようと思う。

こまめと一緒に整理しながら、カードに書かれた点数順に並べたり(100までの数の順序)、
枚数を数えたり、数のおけいこにもなった。


・ひらがなワーク
 「ろ」&「いろいろ」の色ぬり
  


クイズの答え:「かげふみする」でしたー。
       「踏む」に動詞の語尾「-en」をつけて、直訳以上に直接オランダ語に直して
       しまったというわけ。
用例:「Papa〜, zullen we hummen?(おとうさーん、かげふみしよー)」

2011年6月23日木曜日

早起きは三文の徳

夜型のこまめ、6時に起床という異常事態発生!
目が覚めて階下に下りてきた。話し声でごまめもお目覚め。
そんなわけで、7時過ぎには全員朝の仕度がほぼ完了!ひえ〜〜。

洗面所がふさがっていたので、歯磨きの順番を待つ間、めいろでもやっておく〜?と、
さりげなく「朝勉」のススメ!

・ひらがなめいろ
 「此ほたる田ごとの月にくらべみん」

   例によってめいろの周りに絵を描いていたのだが、なかなかええではないの…と思わず
   うなってしまった。(親バカで失礼)
   飛び交う蛍の軌跡、田んぼに映る複数の月、稲の若い苗…。
   描かれたものを見て、句の情景がしっかりイメージできていることが確認できた。

・幼児の学習素材館より:ひらがななぞり書き からだ9

うう〜、いい感じ。
毎朝これだと申し分ないのだけど…。
普段は7時にベッドから引きずり下ろすのにも苦労しているので、まあまぐれと思っておこう。


午後はクラスメートが遊びに来て、仮装したり公園に遊びに行ったり。

晩ごはんの後は、クラスのみんなより担任の先生にプレゼントするという「レシピブック」の
原稿のため、スケッチ。
こまめが好きなもの、且つ先生が家で(特殊な材料や調味料なしで)作れるもの…。
何にしようか迷った揚げ句、シンプルなごま塩のおにぎりにした。

しかし… 自分にとっては単純なものも、外国人にわかるように外国語で書くとなると、案外
骨が折れるなあ。
なんというか、泳ぎ方をメールで説明するようなまどろっこしさ。

百聞は一見にしかず。和食の基本がわかる、YouTubeの有名な料理番組(英語)の動画も見て
もらうことにしよう。(握り方は2:33〜)

2011年6月22日水曜日

広重の月、いま何時、階段危険

昨日は放課後クラスメートと一緒に自然公園へ遊びに連れて行ってもらい、そのまま流れで
晩ごはんまでよばれてきたこまめ。
帰ってきたのはごまめの寝仕度の時間だったので、取り組みは何にもせず仕舞い。
その分をカバーするつもりで、今日はしっかりみっちり。

・ひらがなワーク
 「ぬ」のつく言葉 線結び


・書く練習
  はじめてのひらがな:「め」と「ぬ」のふくしゅう

・音読
 『かばくん
   これで、音読カードの半分(一〜十)が埋まった。

・暗唱&並べ替え
 「此ほたる田ごとの月にくらべみん」

   漢字の「田」には自分でふりがなをふっていたが、「月」は以前「菜の花や月は東に
   日は西に」の句をやった時に出てきたのを覚えていたらしい。
   左上に時計を描き添えたのは、夜だから、ということだそうだ。夜中の11時か。

   ちなみに、この歌川広重の浮世絵を使わせてもらったのだが…

   改めて見てみると、構図がハンパないことに気付く。
   特に月の位置。枠ギリギリで微妙にはみ出しているのが、月の高さと満月の丸さを感じ
   させる。夜空の天辺に懸かったお月さん、画中なのに、思わず見上げてしまいそうだ。

   ついでに『里山のおくりもの』の、初夏の棚田の風景の写真を見る。美しい。

・算数
  算数の力:いくつといくつ
   
それから、『とけいのほん 1』を読んで、時計の読み方を学ぶ。
擬人化された時計の針くんが親しみやすく、そして何よりスーパーわかりやすい。
○時と○時半は楽勝、細かい「分」はもうちょっと慣れが必要かも。
5、10、15、20…と、5ごとの塊で理解できるようになると、あとは早いだろう。

更に、こまめのリクエストで絵本を2冊(『あなたのいえ わたしのいえ』『あれこれたまご』)
読んだら、なんだかんだで計2時間ぐらい経っていた。


先日の科学博物館で味をしめたのか、階段を上りたくてしょうがないごまめ。
うちの階段は螺旋状で、よりによってその中心側=つまり幅が狭い方を上りたがるので、
危なっかしいったらありゃしない。
そしてついに一度、母が目を離した一瞬の隙に、落っこちてしまった。
ほんの3〜4段分とはいえ、下は木の床。痛かったのとビックリしたのとで火のついたように
ギャン泣き!

これに懲りて、階段には近寄らないか、上るとしても広い側を注意深く上るかしてくれたら…
と思うが、きっと明日にはケロリと忘れていそうな予感。
こまめは1歳前のまだ歩けないうちから上手に上ったり下りたりできていたので、こんな心配
しなくて済んだのになあ。

2011年6月20日月曜日

蛍、てるてるぼうず、まぶしい歩み

休み明け。
短くなった髪の評判はすこぶる良いので、少し気が軽くなった。ヤレヤレ。

放課後、校庭で遊んでから、先週かけまくっていた「ほ、ほ、ほーたるこい」や「てるてる
ぼうず」などを車中で歌いながら帰る。
おやつの後、公園に遊びに行く前に取り組み。

・暗唱
 「此ほたる田ごとの月にくらべみん」(芭蕉)
   まずは導入としてホタルの動画や画像を見せ、それから田毎の月、すなわち水を張った
   千枚田に映る月の画像を見せて、情景をイメージさせた。
   暗闇に舞う蛍、10年以上前に京都のけっこう街中の疎水で見たことがある。
   幻想的だったなあ。今もいるだろうか…。
   
・ひらがなワーク
 「ぬ」色ぬり

・はじめてのひらがな「ぬ」

・ひらがなめいろ
 「てるてるぼうず」



今日はごまめがたくさん歩く練習をしていた。
放課後の校庭で、不意に6〜7歩。周りの子ども達に刺激されたのだろうか? 
しりもちついてはまた立って、何度か繰り返して練習していた。
満面の笑みで、もらったパンを握りしめ、ヨロヨロと歩を進める様といったら!
晩ごはんの後も、父が「今日はたくさん歩いたんだって?」とほめたらまた発奮したようで、
居間でヨチヨチ…。
いつもいつも「今が一番かわいい時」だと思ってキューンとなるのだが、こんな日は特にその
儚さが沁みる。

2011年6月18日土曜日

科学博物館と街と

クラスメートのPくん一家と、アムステルダムの科学博物館NEMOに行ってきた。


子ども達にとって、電車でお出かけという時点ですでにイベント!
乗車時間は40分弱。

おしゃべりしたり、初めて抜けた前歯を見せてもらったり。
そんな中、Pくんが折りたたみ式の座席で指をはさむというアクシデント発生…。
他の人の迷惑になるからバタバタとくり返し開閉するなと注意した矢先のことだった。
爪の根元でけっこう痛そう。

さて、中央駅から水際の歩道を歩いてゆき、10時の開館とほぼ同時に入場。
その頃はまだ空いていて、いろいろな展示をゆったり楽しめたのだが、土曜日だけあって、
お昼前頃からどんどん混みはじめ、午後には大混雑。早めに行って正解だった。

このように、体験型の展示が4階にわたってどっさりあり、映画シアターでのミニレクチャー
や3D映画などもある。

コインがきれいな軌道を描いて転がって行く様を見られる仕掛け。当然、最後の方ほど速い。

こまめ、手回し発電中。まわせまわせ〜!

ごまめもちょっくらお仕事。積んでいるのはウレタンの仕切り。

子どもでも大人でも楽しめる展示がてんこ盛り、なのだが…
1歳児にはいまひとつなものも多く、結局ごまめ相手に館内をグルグル散歩したりして、母は
あまり見たり体験したりできなかった。
まあこまめ達が楽しんでいたからいいや。


昼食はお弁当。
オムレツや昨夜の残りのタコスなどをはさんだコッペパンと、薄切りにした胡瓜を持参した。
大きめのタッパーに入れていったのだが、ふと目をやると、Pくん一家はお昼の丸パンをその
パンが入っていた(売られていた時の)袋から出している。
中に何か塗ったりはしていたようなので、買ってきた時のパッケージをそのまま弁当袋にして
しまったということのよう。味気ないというか合理的というか、いかにもオランダ的だなあ。
まあうちにも重箱なんてモノはないのであんまりとやかくは言えないが。
他にもそうしている人達を見かけたので、オランダ標準なのか?と父に聞いてみたら、別に
そうではないらしい。

写真は、カフェコーナーの照明。


昼食後、「連鎖反応」のデモンストレーションがあるというので見に行った。
リアルピタゴラスイッチ!
オランダ語で「お誕生日おめでとう、万歳!」は「Hieperdepiep... Hoera!」という掛け合い
なのだが、それを使った「作用/反作用」の説明は非常にわかりやすかった。
「今みんななんでHoera!って万歳したの? Hierperdepiepっときたからだよね!」と。
ピタゴラスイッチのタイトな連鎖反応を見慣れている身には若干間延びして感じられたが、
椅子や自転車・水などの大掛かりな仕掛けにはつい見入ってしまった。

写真は終了後、次の回のセッティング中。


その後、みんなが別の階の展示を見て回る間、昼食時間に爆睡していたこまめのために、
カフェコーナーに戻って昼ごはん第2弾。やっぱり子守りメインであまり見られず…。
まっそれも楽しかったけどさっ。

これは、思春期をテーマとした展示。ホルモンとか、身体の成長とかが主な内容なのだが、
右のピンクの小屋の中にはなんとポーズ人形を使った男女の体位がズラリと…。
Pくんのご両親も暗黙の了解?で素通りして見なかったことにしていたが、思春期がらみとは
いえ、さすが性先進国オランダやな〜とビビった。オープンにもほどがある。


階段なんて上ったことなかったのに…。
ふと思い立ってやってみたら、こりゃ面白い!とやみつきになって上りまくっていたごまめ。
でもまだひとりでは下りられない。


おやつにアイスを食べた後、解散。
Pくん達は帰路につき、父・こまめ・ごまめは再び館内へ、母は市内でショッピング。
ずっと気になっていたお店(洋服屋さん)があって、せっかく首都(笑)に出てきたついでに
見させてもらったのだ。

NEMOの外観は船を模してある…のがわかるだろうか?(後方の青緑色の)
設計はレンゾ・ピアノ。


子なしで館外に出た途端、急に色んなものが見え出してビックリ!
やっぱり子がいると意識の9割はそっちに持ってかれてるんだなーと再認識した。
お勤めされてる方には当たり前の感覚かもしれないが、専業主婦でずっとおちびとべったりな
母には強烈に新鮮な感覚。

旧市街の細い道を半時間ほど歩く。
途中の観光客の多さにまたビックリ。初夏のアムステルダムだもんなあ…。
河原町通(京都)とどっちが歩きにくいか?っていうくらいごった返していた。

目的のお店では、予想以上にときめいてしまった…。
普段、無難という名のしょーもないもんばかりを目にしているとこうなってしまうのだな。
ムム。
2時間ほどのフリータイムを作ってくれた父に感謝!

上記の店の他にも、駆け足で2軒ほど見て回り、待ち合わせの中央駅へ。
こまめ達は閉館までたっぷり満喫したとのこと。
飽きたら近くの図書館にでも行ってみたら、と言っていたのだが、その必要はなかったようだ。

天気予報では雨風でひどいお天気になるということだったのに、うっかり傘を車に置き忘れて
きてしまった。(家から駅までは車だったので)
フタを開けてみれば、風こそキツかったものの、午後には陽の射すお天気に。
傘持って来なくてかえって良かった。

2011年6月17日金曜日

お泊まりの後

夕方、おじいちゃん達に送ってもらってお泊まりから帰ってきたこまめ。
あちこち連れて行ってもらったよう。

中耳炎が治りきっていないから、おとなしめにお願い…と母からも父からも念を押していた
のに、屋内遊技場にまで行ったらしい。
こまめを喜ばせようと盛り沢山な計画を立ててくれていたことは非常にありがたいのだが、
他ならぬこまめのために予定を変更するとか、思いもよらないんだろうなあ…。

もちろん5歳のこまめは自制なんてできっこないので、飛んだり跳ねたり、思う存分身体を
動かしてたっぷり遊んできた。
それで発熱したりしたわけではないので結果オーライとも言えるが、止まりそうだった耳垂れ
がまた出てきたりして、全然オーライじゃない。

何より「聞く耳持たず」なところが非常に残念だった。
炭酸飲料は避けてほしいと言っているのに、コーラ飲んできたなんてうっかり証言もあり。
まあ祖父母にはありがちな対応なのかもしれないけれど、次回お泊まり話が出た時には考慮
せねば…。
貴重な存在なので、あまり距離をおいたりしてこまめから引き離すようなことはしたくない
のだが、なんかスッキリしないなあ。


ともあれ、充実した1日を過ごしてきたこまめ。
晩ごはんを食べておじいちゃん達が帰って行った後、軽くゲーム感覚で1枚だけ取り組んだ。

・ひらがなワーク
 「ひらがなめいろ」
   今週の俳句「朝やけがよろこばしいか蝸牛」が隠れている。


   うっかり間違えそうな似た文字を選択肢に入れておいたので、識別度を上げるのにいい
   訓練かもしれない。
   出来上がったものの周囲に絵を描いていた。

人間に近づきつつあるごまめ

こまめのいない朝。
二人が一人になると、こんなにも気持ちにゆとりが…!
学校もないし、の〜んびり。

朝のひとコマといえば、ごまめがこの頃着替えを自分でやりたがるようになった。

パジャマやロンパースを自分で脱いだり、ズボンの片足に両足を突っ込んで妙な人魚のように
なっていたり。同じものを何度も着たり脱いだり着たり脱いだり、飽きることを知らない。
非常にほほえましいのだが、10分ほど見守ってから母がきちんと着せようとすると… 
まだ終わってない!っていうか終わる気ないし!もっとやらせろー!と、絶叫しながら強烈な
抵抗。すごい力で逃げ回るので、おむつをつけるのもままならない。
これ、今はいいけど、来週学校が再開したらややこしいな〜。起床時間、早めないと…?!


それから、数日前のことだが、立ったり歩いたりに関しては超のんびりさんのごまめが、つい
に2、3歩、何にもつかまらずに前に進んだ。事件だ事件!!
もちろん目の前に手に取ってみたいものがあったからで、それは何かというと…
こまめが眺めていた、届いたばかりの『ドラえもん』!

よく「しまじろうのおかげで、○○ができるようになりました〜」などと聞くが、家の場合は
ドラえもんがその鍵を握っていたようで…。
まあここから急展開〜とはいかないような気がなんとなくしているので、引き続き期待せずに
のんびり見守っていこうと思う。


歌やおどりが大好きなごまめは、童謡のソングブックを毎日何度も何度も飽きずにかけては
創作ダンスの振り付けに夢中になっている。
最近は一緒に歌おうと頑張っていて、音楽・歌詞に合わせて「あ、あ、おー。」と一生懸命
発声している。

おしゃべりさんなのだが、言葉はあいかわらず「ごまめ語」が主である。
これも、意味不明だからこそ解読の醍醐味があるってもんで。
ちょっと意味のわかるものというと15語くらいか。日本語とオランダ語の割合は8:2ぐらい。
万能コマンド「まんま」が一番便利なようで、一日中それでアピールしてくる。

あんまり急にペラペラしゃべり出しちゃうと、なんかもったいないからね。
全然「這えば立て、立てば歩め」じゃない…。むしろ正反対かも。
こちらの言うことは相当理解しているようだから、まあゆっくり行ってちょうだいな〜、と
各駅停車の鈍行気分な、1歳もうすぐ7ヵ月なのであった。