2011年6月18日土曜日

科学博物館と街と

クラスメートのPくん一家と、アムステルダムの科学博物館NEMOに行ってきた。


子ども達にとって、電車でお出かけという時点ですでにイベント!
乗車時間は40分弱。

おしゃべりしたり、初めて抜けた前歯を見せてもらったり。
そんな中、Pくんが折りたたみ式の座席で指をはさむというアクシデント発生…。
他の人の迷惑になるからバタバタとくり返し開閉するなと注意した矢先のことだった。
爪の根元でけっこう痛そう。

さて、中央駅から水際の歩道を歩いてゆき、10時の開館とほぼ同時に入場。
その頃はまだ空いていて、いろいろな展示をゆったり楽しめたのだが、土曜日だけあって、
お昼前頃からどんどん混みはじめ、午後には大混雑。早めに行って正解だった。

このように、体験型の展示が4階にわたってどっさりあり、映画シアターでのミニレクチャー
や3D映画などもある。

コインがきれいな軌道を描いて転がって行く様を見られる仕掛け。当然、最後の方ほど速い。

こまめ、手回し発電中。まわせまわせ〜!

ごまめもちょっくらお仕事。積んでいるのはウレタンの仕切り。

子どもでも大人でも楽しめる展示がてんこ盛り、なのだが…
1歳児にはいまひとつなものも多く、結局ごまめ相手に館内をグルグル散歩したりして、母は
あまり見たり体験したりできなかった。
まあこまめ達が楽しんでいたからいいや。


昼食はお弁当。
オムレツや昨夜の残りのタコスなどをはさんだコッペパンと、薄切りにした胡瓜を持参した。
大きめのタッパーに入れていったのだが、ふと目をやると、Pくん一家はお昼の丸パンをその
パンが入っていた(売られていた時の)袋から出している。
中に何か塗ったりはしていたようなので、買ってきた時のパッケージをそのまま弁当袋にして
しまったということのよう。味気ないというか合理的というか、いかにもオランダ的だなあ。
まあうちにも重箱なんてモノはないのであんまりとやかくは言えないが。
他にもそうしている人達を見かけたので、オランダ標準なのか?と父に聞いてみたら、別に
そうではないらしい。

写真は、カフェコーナーの照明。


昼食後、「連鎖反応」のデモンストレーションがあるというので見に行った。
リアルピタゴラスイッチ!
オランダ語で「お誕生日おめでとう、万歳!」は「Hieperdepiep... Hoera!」という掛け合い
なのだが、それを使った「作用/反作用」の説明は非常にわかりやすかった。
「今みんななんでHoera!って万歳したの? Hierperdepiepっときたからだよね!」と。
ピタゴラスイッチのタイトな連鎖反応を見慣れている身には若干間延びして感じられたが、
椅子や自転車・水などの大掛かりな仕掛けにはつい見入ってしまった。

写真は終了後、次の回のセッティング中。


その後、みんなが別の階の展示を見て回る間、昼食時間に爆睡していたこまめのために、
カフェコーナーに戻って昼ごはん第2弾。やっぱり子守りメインであまり見られず…。
まっそれも楽しかったけどさっ。

これは、思春期をテーマとした展示。ホルモンとか、身体の成長とかが主な内容なのだが、
右のピンクの小屋の中にはなんとポーズ人形を使った男女の体位がズラリと…。
Pくんのご両親も暗黙の了解?で素通りして見なかったことにしていたが、思春期がらみとは
いえ、さすが性先進国オランダやな〜とビビった。オープンにもほどがある。


階段なんて上ったことなかったのに…。
ふと思い立ってやってみたら、こりゃ面白い!とやみつきになって上りまくっていたごまめ。
でもまだひとりでは下りられない。


おやつにアイスを食べた後、解散。
Pくん達は帰路につき、父・こまめ・ごまめは再び館内へ、母は市内でショッピング。
ずっと気になっていたお店(洋服屋さん)があって、せっかく首都(笑)に出てきたついでに
見させてもらったのだ。

NEMOの外観は船を模してある…のがわかるだろうか?(後方の青緑色の)
設計はレンゾ・ピアノ。


子なしで館外に出た途端、急に色んなものが見え出してビックリ!
やっぱり子がいると意識の9割はそっちに持ってかれてるんだなーと再認識した。
お勤めされてる方には当たり前の感覚かもしれないが、専業主婦でずっとおちびとべったりな
母には強烈に新鮮な感覚。

旧市街の細い道を半時間ほど歩く。
途中の観光客の多さにまたビックリ。初夏のアムステルダムだもんなあ…。
河原町通(京都)とどっちが歩きにくいか?っていうくらいごった返していた。

目的のお店では、予想以上にときめいてしまった…。
普段、無難という名のしょーもないもんばかりを目にしているとこうなってしまうのだな。
ムム。
2時間ほどのフリータイムを作ってくれた父に感謝!

上記の店の他にも、駆け足で2軒ほど見て回り、待ち合わせの中央駅へ。
こまめ達は閉館までたっぷり満喫したとのこと。
飽きたら近くの図書館にでも行ってみたら、と言っていたのだが、その必要はなかったようだ。

天気予報では雨風でひどいお天気になるということだったのに、うっかり傘を車に置き忘れて
きてしまった。(家から駅までは車だったので)
フタを開けてみれば、風こそキツかったものの、午後には陽の射すお天気に。
傘持って来なくてかえって良かった。

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