2012年11月30日金曜日

書くこと

このところごまめのこと続きだったので、たまにはこまめのことも。

強烈な反抗期の兆候はナリをひそめてきたものの、やはりちょっとしたことでプンスカと
腹を立てたりして、「揺れるお年頃」なことには変わりなし。
特に、母と一緒に宿題をやるのに気乗りしないよう。
ま、気持ちはわからんでもないけどね…。
私も自分の母親に教えを請うのがなんだか屈辱的で、涙目だったし。(高校生の頃の話…)
「なんかムカつく」んでしょう、きっと。

で、勉強は父と一緒にやりたい、と言うので、漢字の練習や計算練習など私の口添えなし
でもできそうなものは、ごまめをお風呂に入れたり寝かしつけたりしている間に、やって
もらうことにした。
父も傍らでひらがなやカタカナの練習をしているそうで、なかなか和気あいあいとやって
いるらしい。親子でもなく、教師生徒でもなく、同志的なムードなのかも。
音読するのを聞いたり、文章を考えたりするのは私と一緒でないとできないので、そういう
のだけ手伝うようになった。

補習校に通い始めた頃からのジレンマはずっと続いている。
宿題の量とこまめのペースのバランスがカツカツなことから、宿題以外の「楽しいお勉強」
に時間を割くことがむずかしい、ということ。
学校で教わることが全てじゃないのに、優先的にこなさねばならない課題に押しつぶされて
しまっては、日本語の楽しさから遠ざかってしまうのでは…という懸念がずっとある。

今週の作文課題は、先週の行事(学習発表会での詩の群読)について書くというものだった。
「…こりゃ書きにくそうだな」と直観した。
「〇〇しました」「こう思いました」などのお定まりの形式を膨らませるには、本人の
感慨が少なすぎでは…と。
案の定、幾多の助け舟も甲斐なく撃沈。とうとう書くことを拒否するに至った。

そこで、ひと思案。
無理して書かせることはせず(無理なもんは無理!)、日を改めた上で「代わりにお手紙
でも書いてみる?」と提案してみたら…
「うん、やるやる!」と乗ってきた。
宛先は、体験入学でお世話になった小学校。


手紙らしい決まり文句、こまめのアイデア、いろいろ織り交ぜて一緒に文面を考えながら
書くのは、私も楽しかった。
漢字やカタカナも含め、これだけ「書ける」ということがわかったのは、大きな収穫。
達成感も味わえたのではないかと思う。

下書きの原稿用紙を宿題の「代打」として補習校に提出することにして、便箋に清書した
分は、こまめの写真&オランダのカレンダーと一緒に送る予定。


書くことの勉強をしているのは何のためなのか、自分たちにとっての本質を見極めないと、
こまめも私も息が詰まってしまう。
何かの感想文が上手に書けずとも、誰かへの思いを形にして伝えることができたら、それは
ひとつの大きな実りではないか?

目の検査

3歳児健診で目の検査があった。
小さい子なので、例の円の一部が欠けた図形ではなく、絵を見て何か答えるというもの。


言葉のおぼつかない子もいるし、日常使わないようなモチーフもあるかもしれないから、
お家であらかじめ練習しておいて下さい、とお手紙がきていた。
当然オランダ語で返答しないといけないから、父と練習。ふむ、8割方大丈夫そう。

で、ひとつトリッキーな絵柄がありまして…


これ、なーんだ???

ごまめ「…huis(おうち)」 ←こまめの時とまったく同じ答え!
もうね、塔のてっぺんに雲のかかった教会風の建物にしか見えないよね〜。
正解は「鍵」だとな。どこがや!

実際の健診では、ひとっことも口をきかない!と決意したらしいごまめ。
発達度合いを見るための「これできる?」という誘いかけもことごとく無視。
冬休み明けにもう一回来てね〜って言われちゃったよ(汗)
見えてるくせに!
言えるくせに!


それはさておき、文字を認識し始めたようで、わかっているのは今のところ3つ。


「ピタゴラスイッチ」の「ピ」!
カタカナ、しかもマルのついたやつから来るとは思わなんだ。テレビ効果ですな…。


「の」は、こまめにとっても最初の一文字だった。
やっぱりわかりやすい形なのね。あと、よく見かけるし。


「いち と いち!」
ほほう、そうきたか。

こんな具合に、ばっちり見えてはおるのだ。チッ…。

2012年11月28日水曜日

お祝いづくし

週末は親戚を招いての誕生日会、


週明けには幼稚園でもお祝いしてもらって、


数日にわたる祝賀イベントはこれにておしま〜い。
プレゼントもいっぱいもらえて、よかったね。

ちなみに、ギフト包装は、ビリーッと豪快に破るのではなく、注意深く丁寧に開けたい
ようで。その辺は日本人なのね…。

誕生日会のケーキは、父の作。張り切って2台も(!)作ってくれた。
上の写真に写っているのは、巨大・重厚・濃厚と3拍子揃ったザッハトルテ。
もうひとつは焼きリンゴ入りのベイクドチーズケーキ。


自転車通園は楽し♪


本来は、自転車は自転車専用道を通ることになっているのだけれど、超初心者のごまめは
歩道をキコキコ。でもけっこう調子に乗ってスピードが出てたぞ。母は早足。


帰り道も張り切って、終始ベルを鳴らしっぱなし。
チリンチリンチリンチリンチリン…。(これでは風の強い日の風鈴だわ)

2才のお祝いの「ペダルなし自転車」は、ビビって半年ぐらいお蔵入りしてたのだけど、
こちらはしょっぱなから大活躍。背中がちょっぴり頼もしく見えたりして。

2012年11月23日金曜日

おおきくなるの

じゃーん。


ついにこの日がやってきた。

3!


父&母からの贈り物は、自転車。
こまめのファーストバイクも取ってあるんだけど、おちびのごまめには大きすぎ…。
(3才の頃のこまめは今のごまめよりだいぶ大きかった)
午前中は雨降りだったので、外では乗れず…。家の中でソロ〜ッと練習。

ごまめは買い物ごっこに夢中らしい、と嗅ぎ付けた日本のおばあちゃんから「おもちゃの
レジ買ってあげて」と指令が出ていた。


いい感じの木製のものを見つけたので、代理で調達。
ヒモでつながってるトンカチのようなものは、ハンドスキャナー。
銀行の磁気カード(これまた木製)を通すところもあったりして、音こそ出ないものの、
なかなか現代的なディテール。

夕方、父が早めに帰宅してくれたので、家族で揃って歌を歌ってケーキでお祝い。


ケーキは、市内のケーキ屋さんに注文したもの。
生クリーム&スポンジのケーキで、ごまめの好きな黄色をアクセントに、でもマジパンは
甘過ぎて好きじゃないので使わないで、ちょこっと楽しげなデコレーションをお願い…と。


アイスクリームの乗ったケーキっていう発想がすごい(笑)
もちろんごまめは大喜び!
(アイスの部分は、ごまめが食べちゃったのでわからないけど、メレンゲだと思われ。)



ケーキを食べたのが夕方だったので、晩のごちそうはちょっぴりしか食べなかった。
前の日に「何食べたい?」って聞いても「ケーキ!」しか言わなかったくらいケーキで
頭がいっぱいだったみたいだから、ま、しょうがない。
で、献立は母の独断で、スモークサーモンの押し寿司 / タンドリー風チキングリル /
高野豆腐とエビの炊いたん / アスパラガスのおひたし / しじみ汁。
この間日本から持ち帰った乾物やらおばあちゃんが送ってくれた香辛料やらが大活躍。

サーモンの押し寿司のレシピをいろいろ調べていたら、シソをはさむというのをいくつも
見たけれど、サーモンとシソの組み合わせがどうもピンとこなかったんだよね。
そもそも近所では入手できないので、代わりにディルを彩りに散らしてみた。
ディルの独特の香りと魚の組み合わせはかなり好きなのだけど、酢飯と合わせても大丈夫
かなあ…? おそるおそるやってみたら… 全然気にならなかった。
次回はもうちょっと思い切って使ってみよう。


今朝ごまめを起こした時のこと。
誕生日だし…と、よそゆきのワンピースの組み合わせを2通り見せて「どっちがいい?」と
ウキウキ聞いたら、「どっちも着たくない!」と仏頂面。
仕方がないので本人に着たいものを選ばせたら、トレーナーだった。
こまめも一時期「ズボンなんてきらい!ズボンの馬鹿!」みたいな強烈なこだわりの時期が
あったけれど、ごまめは逆にワンピースよりズボンの方が好みらしい。
こういう主張をするようになったのも成長の証。パンツ1枚でも自分で選びたいお年頃ね。
先が思いやられますわい…。


ごまめはなにになるのかな。


余談:
3才になる女の子が主人公のすてきな絵本『おおきくなるの』は、堀内誠一の1964年の作。
マリメッコやポール・ランドを彷彿とさせる、鮮やかな色とモダンな形、その造形そのもの
のような日本語のリズムがイイ!

2012年11月22日木曜日

どんなクリーム?

先日の「なっとうクリーム」がとっても気になったので、一体全体どういうクリームなのか
その正体を見極めるべく、ごまめに聞いてみた。
すると… 驚愕の答えが…!

 「あのね〜、あたまにぬいぬい(塗り塗り)すゆクイームなの。」

え、ええええええええーーっ!!??!!
そっちのクリームーーーーッ?!?!?

まさかの化粧品。



2012年11月21日水曜日

ごまめのかるた入門

先日、古本バザーで幼児向けのかるた(どうぶつなぞなぞかるた)をGETした。
これまでは、かるたといえばこまめのために買っていたのだけれど(中古オンリーだが、
気付いたら5箱も…)、ぼちぼちごまめも練習だ〜。
文字こそ読めないものの、絵とことばを結びつけることはある程度できているようなので、
10枚ずつ並べて、ゆーっくりやってみた。


なかなか楽しそう。
でも、20〜30枚ぐらいやったら「もういい」と言う。集中力の限界ってとこかな。

一度、こまめも一緒に全部の札を並べてやってみたら、多すぎて札が見えない&こまめに
かなうわけないのとで、キレて大泣き…。
今度はこまめに読み手をやってもらおう。


かるたを並べた写真をブログ用に撮ってたら、ちゃっかりマネしてパチリパチリ…。


今日のおやつはわらび餅。
いったいいつ開封されたかも記憶にないくらいずっと前に半分使って残っていた粉が発掘
されたので、自己責任で。(たぶん買ったのは数年前…)
大事に取っておきすぎて、賞味期限やら品質保持期限やらを切らしてしまうというのは、
我が家では非常にありがちなこと。
先日は濃い茶色に変色した切り干し大根を発見し、開封してみたらさすがに妙なニオイが
したので、泣く泣く処分したばかり。(色だけなら食べてたかも…)
粉系はけっこう大丈夫そう、とニラんで、ねりねり。
作って変な味がしたら、当然子どもには食べさせないつもりで。
(ちなみに、この手の市販品は、ワラビではなく甘藷=さつまいもデンプンが原料だって)


全然大丈夫だった〜☆ (こうしてまた保存癖が悪化するのね…)

2012年11月20日火曜日

おいしかったもの

帰省の思い出シリーズ。

日本に帰ったら、食べるものがいちいちおいしい!!とは満場一致な意見だと思うのだけど、
今回は超絶になつかしい味を再発見したので、そのことを。

到着翌日、体験入学の事務手続きをするために、滞在先の市役所に行った。
手続きが終わって、お昼ごはんをどこで食べようかと思ったら、食堂があるではないか。
役所の食堂で食べるなんていうのも珍しいこと、といそいそと下りて行った。

…お役所だけあって、時間止まってますな。
食券システムとか… 冷水/冷茶のサービスとか…

で、私たちが選んだのは以下のメニュー。


左上:スペシャルうどん(こまめ&ごまめ)
右上:しょうゆラーメン(父)
下:チャーハン(母)

一口食べて、懐かしさで卒倒しそうになった。
学食とかに非常にありがちな味。お、おいしい…。ガツガツかっ込む。
あのユニバーサルな食堂の味って、どうやって出してるんだろうね?
赤い福神漬けも外せない〜。

スペシャルうどんには、見ての通り、食堂で提供しているありとあらゆる具がごっそり
のっかっている。
こまめ&ごまめにひとつずつ注文したのだが、結構なボリュームなので、当然食べきれず。
残ったのを食べてみたら、甘めのおつゆに、コシなんて無縁のやわらか麺…。
これこれ、これですよ! 大阪のうどんってこういうの!



ちなみに、到着した10月1週目はまだ27℃とかで、日差しも強く、オランダの真夏よりも
夏らしかった。こまめは「暑い暑い、もう歩けな〜い」と文句タラタラ…。
酷暑をくぐりぬけてきた日本の皆さんは、「これでもずいぶん涼しなったんですよ」って
言ってたけどね。
(あと蚊もすごくてビックリした)

2012年11月18日日曜日

こまめの反抗期

タイトルの通り、ちょっとややこしい時期に突入した模様。
とにかく反抗的な態度を取ることが多く、こちらが何か言ったらジロリと睨み返されたり
「チッ(舌打ち)、ハー(ため息)」とやられたり。
まるで中学生を相手にしているようで、もうブチ切れそうになるやら半泣きになるやら。

宿題に気がのらないということも多々あるようで、それがために衝突することも多い。
文句ばっかりで喧嘩になってしまうのはこちらももううんざりだから、補習校はスッパリ
やめてしまって自宅学習にしてしまっても良いと思っているのだけれど、それはそれで
決断しきれないようだ。学校自体は好きなので。
でも、楽器を習うのと同じで、日々の練習抜きで「行くだけ」では通う意味が半減する。
書道教室のように、行きさえすれば何か吸収できる、という側面もあるにはあるけれど。

自我とか自意識とかが大きく成長中なのかもしれない。
日常生活の中での小言(早くして、行儀よくして、等)を含め、何かと押さえつけられて
いるように感じているのかもしれない。
まだ小さいからという理由で何かと大目に見てもらえるごまめと自分を対比したりもして
いるのかもしれない。
とにかく、小1でえらい早すぎるような気もするけれど、思春期のはしりのような感じ。
「クソババア」とか「うっせーな」とか、こまめの語彙にないだけで、心の叫びとしては
そんな感じなのかも…。

あまりにもあまりにも…なので、補習校の他のお母さん達に聞いてみた。
「うち、今こんな感じでヒエーなんですけど、そんなことあります?」ってな具合に。
そしたら、大きいお姉ちゃんのいるお宅では、やはり長女ちゃんがそんな感じだったと。
こまめのクラスメートの女の子も、家で同じような生意気な態度を取るらしいとわかった。
なんか、うちだけじゃないとわかっただけでめちゃくちゃ安心…!

で、先輩ママさんにいただいたアドバイスは、
「宿題(勉強)でガチガチにしばるより、一緒に遊んだりすることを優先するべし」。
1対1のデートもいいよ、とのこと。なるほどなるほど。
考えてみたら、ごまめ抜きでこまめとだけ楽しいことをするなんて、ほんとにない。
そりゃ母子関係も希薄になりますわな。
エセ家庭教師よりも、寄り添ってくれる母を求めるのは当然だろうな。

自分と自分の母親との関係を思い出してみると、あんまり遊んでもらった記憶がない。
4人兄弟の長女なんてそんなもんかもしれないけど、さっさと自立したように見えても、
実は求めてるってことがあるかもしれないな、と、我が身を振り返って思ったりもする。

ちゃんと褒めたり、適切に叱ったりするのって、やっぱり難しい。
こちらも感情的な生き物なのでね。
張り合うつもりはなくても、挑発的な態度でこられると、きっちりムカついてしまう。
でも、「お母さんと一緒に何かしたい」って、そのうち本当に思ってくれなくなっちゃう
かもしれないもんな…。


手作りピザは、父のアイデア。
おとうさんの方がこういう楽しいこと思いつくね。子らはもちろん大喜び。

もうすぐ3才

3才の誕生日が目前にせまったごまめ。
日本で吸収した語彙も駆使して、ますますおしゃべり&ごっこ遊びに磨きがかかっている。

その割に、未だに「らりるれろ」が発音できない「ピノコしゃべり」なので、
お友達の「サラ」は「サヤ」になっちゃうし、「レストラン」は「イェストヤン」。
ま、まだ幼児だしいいや。っていうかむしろ当分このままで…。



一方、「めんめんし」みたいなごまめ風の言い換えってあんまり出なくなって来たな〜と
少し寂しく思っていたら、出ました、久しぶりの一語!
 「マノエーズ

…ちょっとフランスっぽい。(ラ・マルセイエーズみたいな)
ま、マヨネーズ自体フランスが起源なのだけどね。


最近はお買い物ごっこが大の大好きで、ひとりでもよくやっている。
お客さんだったり、レジの人だったり…。
車で買いに行くこともある。カバンには、財布も鍵もちゃーんと入ってる。


まあだいたいよく行くのはスーパーマーケット。
 「おかあさんのだいすきなビーユ(ビール)かってくゆね。」

…そんな酒豪じゃない…はず…。

レストランとか、コンビニとか、細々したおもちゃを使ってこまめと一緒にやることも。
 こまめ「いかがですか〜」
 ごまめ「はい、いかがです。」

…そう言いたくなる気持ちはわかる。でもね…質問じゃないんだ。

 こまめ「なににしますか?」
 ごまめ「んーっと、なっとうクイーム(クリーム)。」
 母「ええっ?!ソフトクリームじゃなくて??」
 ごまめ「ううん。なっとうクイーム。」

…あんまし想像したくない味…。


こまめのことは、すごく慕っている。
時々噛んだりひっかいたり乱暴狼藉を働くのは困ったもんだが…。
大きくなる=こまめちゃんになる、と思っている。
 「ごまめちゃんね、こまめちゃんになったら、がっこういくの。」
といった具合。
で、最近はやってる呼び方は「ママ」。(ちなみに母のことは「おかあさん」と呼ぶ)
「おねえちゃんとちゃうの?」と指摘しても、頑として譲らない。ママなんだってさ。
ま、おかあさんごっこの延長かなんかでしょう。

時々はこまめの真似をして「おべんきょうすゆ」と言い出したりもする。


で、こんな2歳児向けのプリントを渡すと、せっせと取り組んでいる。
課題の意図は完全無視だけど、ま、ご愛嬌…。
こちらとしては、邪魔しないでいてくれるだけで御の字なので、教育的意図は全くなし。
バザーで50セントぐらいだったし、惜しげなく与えられる。
筆箱一式は、こまめのものをいじくりまわすので、ごまめ用にも買ってやった。
それで張り切っているのかもしれない。


日本語の達者ぶりに比べたら、オランダ語の発話の方は、明らかに遅れ気味。
でもあまり心配していない。聞くのは大丈夫みたいだし、環境が環境だから、どうせそのうち
イヤでも追いついてくるでしょう。

おむつの方は外れたと言ってしまって良いと思う。
ひとりでトイレに行って、自分で後始末(フキフキ&手洗い)もできるようになった。
便秘体質はあまり変わらないようだが、トイレに座ってガンバることを覚えてくれたので、
限界まで我慢して悪化させる→夜中に意識の力が弱まったところで排便、という、あまり
ありがたくない事態が少なくなってきたように思う。
これも転機は日本行きの機内だったな、そういえば。(機内のトイレで排便に成功した)

幼稚園で泣くこともなくなったし、心理的に何か大きく乗り越えた様子。
よかったね。もう3つだもんね、ごまめ。

2012年11月6日火曜日

キッズプラザ大阪

ガリガリガリ…
今シーズン初めて、車のフロントガラスの氷を削った。
そこら中に落ち葉がガッサガッサ、オランダはすっかり晩秋の景色。
気温差にやられてしっかり風邪ひきつつも、「主食=イモ」がおなかにほっこりうれしい
季節。

まだひっぱるか〜という声もあるやもしれませんが、もうちょい続きまっせ、帰省の記録。
今日は、初めてながらとても楽しめたお出かけスポットのことをば。

* * * * *

平日は、こまめの小学校通いのためあんまり遠くまで遊びに行ったりできなかったので、
家族揃ってのお出かけは週末に。
父が観光案内サイト(英語)を参考に「ここ行こ!」と見つけてきたのは、大阪の街中に
ある「キッズプラザ大阪」。

ここができたのは今から15年前だそう。
「日本ではじめての本格的なこどものための博物館」で、「こどもたちが楽しい遊びや
体験を通じて学び、創造性を培い、可能性や個性を伸ばすことを基本理念に」している
という。(リンク先のサイトより)

フンデルトワッサーの楽しげな内装などで名前は知っていたけれど、子どもがいない頃は
当然行ってみようとも思わなかったし、実家方面からはちょっと行きにくい場所だったの
だけれど、滞在先のすぐ近くに私鉄の新駅ができたおかげで、そこを使うと乗り換えなし
の直通30分で行けた!

着いたのはお昼時。
おっと、目の前にモスが〜! キャ〜♪(驚喜)


ウマウマ☆ (お子様セットなんてあるのね)


さーてさて、おなかもくちくなったところで、いざ入館!


科学館ふうのフロア、民族学博物館ふうのフロア、なりきりごっこ遊びのできるフロア、
の3階構成。


でっかいシャボン玉〜! …っていうか「シャボン筒」だね。
サイエンスコーナーの種々の面白展示は、子どもらはもちろんのこと、父もワクワク。

こまめはお料理ワークショップに挑戦。この日は「さつまいもの蒸しまんじゅう」。
大人は同席できないので、ごまめを近くで遊ばせつつ、ガラス越しにチラチラ見学。
蒸し上がるのを待つ間に季節のお話なんかもたっぷりあったようで…


急須でお湯飲みにお茶を注ぐやり方も教えてもらったり、為になったね。
それにしても、立派な調理室だこと。

一方、ごまめは大好きなごっこ遊びに熱中!


「ちくわそば」ひとつ、まいど…。 
食べ物屋さんは、麺類にお寿司、たこ焼きなんかがあった。


レジでは「いらっしゃいませ〜」なんて覚えたての台詞をマネしてみたり。
(何かと耳に入ってくる「日常のことば」をいろいろ吸収したもよう)


お〜い、ゆうびんやさん、そこにも配達しちゃうんですか〜。

遊んでいるうちに、同じ年頃のお友達もできちゃった。



世界の楽器コーナーでチャカポコドンドコ鳴らしてみたり…


この他にも、民族衣装を着てみたり、テレビのニュース放送をやってみたり、
車いすでバリアフリー電車に乗ってみる体験ができるコーナーがあったり、
数えきれないほどの見所&遊びどころがあって、遊び尽くせないほど。
絵本ライブラリーや赤ちゃんがゴロゴロできるコーナーもあり、ゆったり静かに
過ごすこともできる。
こまめが参加した調理体験の他にもいくつもワークショップがあり、刺激たっぷり。
今月(11月)の週末には、イタリアの子ども達の作った「キンダーフィルム」の上映
あるそう。み、見たい…!

サイエンスに特化するなら大阪科学館、民族学ならみんぱく…と、大阪にはそれぞれ秀逸な
施設があるが、2歳児にも楽しめるような工夫がたっぷりあって、一カ所で色々に楽しめる
という点で、ここはポイント高し。地下鉄の駅に直結しているのも助かる。

そんなわけで、乳幼児&小学生連れには大いにおススメ!

2012年11月2日金曜日

秋祭り

日本に到着して最初の週末。
子どもの頃いつも初詣に行っていた神社の秋祭りがあったので、キンモクセイの香る道を
てくてく歩いて行ってきた。



お稚児さんの太鼓を見物していたら、突然、ごまめ硬直→号泣!
なんのことかと思ったら…


…天狗さんでした。そら怖いわ。
しかし、なんでまた??
子らには「神さんの友達やから、お祭り見に遊びに来たんと思うよ」と言っておいたけど…
やっぱり謎。

さてさて、お祭りのお楽しみはなんといっても屋台! (夜店って呼んでたっけ)




いや〜、若干のキャラクターを除き、昭和で止まってますなあ。

ふと、その屋台の雰囲気が若干変わっていたことに気付いた。
ヤバそうな世界の人たちの影が薄れて、町内会のおっちゃん?みたいなフツーっぽい人が
ほとんど。規制とかいろいろあるんだろう。
単にブラつく分にはああいう別世界との境界的な雰囲気も趣きがあって良かったんだけど。
(ショボくて怪しげなサーカスとかも好きなんですわ…)

遊び系は、すくうものに挑戦したこまめとごまめ。


おいおい、ごまめくん、手づかみはどうかと思うよ… (一応ちゃんと遊んだ後です)


こまめは新手の「ぷにゅぷにゅすくい」とやらに挑戦中。
このゲル状のボール、ハイドロカルチャーにも使えるそうで、飾っておいてもなかなか
きれいなんだけど、機内でどうなるかまったく予想できなかったので、オランダには
持ち帰らず…。(調べてみたら、「タネ」を水に戻したらできるようですね)

生き物も連れて帰れないから、見るだけね。



じ〜〜〜〜〜っ。動かぬこと岩のごとし…。

しゃあない、食べ物で釣るか。
というわけで、リンゴ飴やイカ焼き、金平糖、お好み焼きのスティック、ひとくちコロッケ
などなど、屋台ならではの食べ物を堪能したのだが、そんな中、こんなの発見↓↓↓


なぬ、オランダ生まれ、とな…! 
袋にはご丁寧に風車とチューリップの絵が描いてあり、父も爆笑。
おじさんに聞いてみたら、マシンもポテト粉も、ちゃーんとオランダから直輸入だって!


(芋を切ったまま揚げるのではなく、練ったポテト粉を成形して揚げる式)
お味の方は…?
ごまめがほとんどひとりで食べ尽したので、わかりましぇ〜ん。


日が暮れかけてきた頃、太鼓の音に後ろ髪引かれつつ、家路につく。
昼間はオランダの真夏のように暑かったけれど、暮れるとさすがにひんやり。
薄暮にススキ揺れ、道ばたにはドングリ、草むらからはコオロギの声…。


でっかい綿菓子は、おばあちゃんちでの晩ごはんの後に食べたとさ。