2012年12月19日水曜日

こまめ7!

昨日、7才の誕生日を迎えたこまめ。
よりによってこの日に学校でクリスマス晩餐会があったので、変則的なお祝いになった。

朝は学校でお祝い。
中学年クラスでは、冠みたいなのは作ってもらえないし、親は同席しない。
でも、クラスのみんなには歌を歌ってもらえるし、恒例のお振舞いもある。
今年のお振舞いはこんなの。


おかき2種(チーズ入りのピッカラみたいなやつと、葉っぱの形の。どちらもスーパーの
おつまみコーナーで入手)と、ポン菓子。折り紙&米菓子でバッチリ和風?!
この塩味と甘味の組み合わせがなかなか良くて、子ども達にもウケていたと思う。
容れ物は、週末にこまめとふたりでせっせと折った。40個ぐらい。
いつの間にやら折るのがうまくなっていて、密かに驚いたりもした。さすが7才。

お昼すぎ、仲良しのMちゃんと一旦帰宅、一緒に昼ごはん。
食後、ケーキ食べたい!というので、女の子だけで軽めのお祝い。(父は仕事で不在)
前から作ってみたかった、シュークリームのちっちゃなタワーを建ててみた。


カラメルを接着剤にして積み上げたのだけど、ロウソク7本は立てられんかったよ…。
週末の誕生日会には本格的なケーキを用意するから、その時にね。

午後はプレゼントで遊んだり、ディナーに備えて身支度したり。


バッチリ着飾ってウキウキそわそわワクワク…☆
持ち寄りの一品はフルーツサラダなり。

夕方学校に送って行き、それから母とごまめは大急ぎで晩ごはんを食べ、再び迎えに行って
帰宅したら父がひとりで食事中だった…という、前代未聞、バラバラの誕生日の夕べ。
まあ、特別楽しいイベントだったから、こまめにはうれしいことだったろう。

そんなわけで、翌日に家族揃ってごちそうを食べに行ったのだった。イエイ!



ごまめも堪能。


食後には卓上花火&プレゼントのサプライズがあった。
招き猫の貯金箱なんてもらっちゃったよ、こんな所で(笑)

2012年12月16日日曜日

学校でどんなことやってるの?

冬休み前とあって、学校から課題や工作をバラバラと持ち帰ってくる。
教科書がないので、どんなことを習っているのか普段はさっぱり見当がつかないのだが、
こうしてたまに持ち帰るプリント類でな〜んとなく様子を伺い知るというわけ。

先日は「読解2」という国語(=オランダ語)のワークブックを持って帰ってきた。


短文を読んで内容を正しく理解しているかを見る課題。
たくさん種類があった中から、いくつか例を挙げてみよう。

(1)記述の内容と合った絵を選ぶ


  「ロースは トムに お人形を 見せる。」
  正解は、女の子が男の子に人形を見せている絵。
  ロースが女の子の名前で、トムは男の子、というのが鍵。


(2)順序を考えつつ、絵に合った記述を選ぶ


  タマゴの焼き方。
  タマゴを割ってフライパンに入れたら、カラを捨てて、で、それからどう焼くの…?
  という肝心のところがない…(笑) 
  あ、調理ではなく国語の課題でした。


(3)記述に合わせて絵を描き足す


  プック(犬)が小屋で寝そべっている。
  (↑ここまでしか絵がないので、以下3行分を自分で描かないといけない)
  小屋のそばに容れ物がある。
  容れ物の中にはエサが入っている。
  ネズミがエサを食べている。
  …前置詞(上に、前に、中に、etc.)を正しく理解してるか見る課題だとは思うけど、
  描けないモチーフが出てきたらどうすんだろ。
  あ、図画ではなく国語の課題でした。
  

(4)聞き取ったことを書く


  運転手さん「どちらまで?」
  お客「アムステルダムまで。」
  お客の台詞は先生が読み上げたかカセットテープだかのどっちかだと思われ。
  面白いのが、このタイプの他の回答もそうだったのだが、答えのスペリングは合って
  いるのだけど、言葉を全部くっつけて書いている。(本当は英語みたいに単語ごとに
  区切れていないといけない) 
  父曰く「日本語の悪影響だ。」 …どうなんだろうね?

こまめは groep 3(日本の小1に相当)だが、モンテッソーリの学校なので、それぞれの
レベルに合った課題を選んで各自のペースで進めていくから、同じクラス内でも進度が
バラバラ。
尚かつ3学年縦割りクラスだから、こまめよりうーんと先をやっている子もいれば、まだ
まだ単語レベルでゆっくり読みの練習をしている子もいる。
日本の国語とは当然のことながら勝手がちがうので、いろいろと興味深い。


2012年12月9日日曜日

雪の週末

金曜日に雪がどっさり降って積もったので、子ども達は大喜び。
庭の小テーブルが積雪のものさしなのだが、まるで「ぐりとぐらのかすてら」のように
こんもり…。


ほんの少しの雪かきも楽しい。(少しだから楽しいのか)
こまめは放課後、仲良しの友達と暗くなるまで(そして身体が冷えきるまで)たっぷり
満喫してきた。


土曜日は、こまめは朝から補習校。
午後、音読発表会があった。


『ずっとずっと大すきだよ』という、飼っていた犬のエルフが死んじゃうお話。
交代で、みんなよく読めました。パチパチ〜。

お留守番のごまめは、父とソリ遊びなどたっぷり楽しんだそう。
こまめは帰宅後、日が沈むまでのほんの少しの間に家の横の遊歩道で遊ぶ。


日曜日も遊びまくるゾ!と意気込んでいたこまめだったが、夜更けからの雨ですっかり
溶けてしまったのだった。
ま、あと数回は降るでしょう。


ところで、一足早く、冬休みの宿題の一部が配布された。
算数の文章題の課題:


「こまめちゃんはビーだまを7こ、いもうとのごまめちゃんも、7こもっています。
 ふたりのぶんをあわせると、ビーだまはいくつありますか。」

これには家中みんなで大笑い。
他の問題にも続々とクラスの子の名前が出てくる。
こういうちょっとした工夫で、楽しくなるんだよなあ。
まあ元々算数は好んでやってるからいいんだけど、問題は修行のような漢字の書き取り。
あれを楽しくする工夫が思いつかない…。

2012年12月6日木曜日

続・いじめっ子

担任の先生に、「悪口を言う子達のうちの一人を特定した。直接話そうか迷っている」と
相談してみた。

先生は「まずはこちらに任せて」と即答。
どうやらその男の子達(うちではすでに「肉団子」と呼んでいる。笑)は他にもいろいろ
やらかしてるっぽい。
おそらく、こまめ個人を標的にしたことではないだろう…ということと、よく知っている
友達ならともかく、相手の親とこんな形で出会って気まずくなるのも何でしょう…という
配慮もあって、直接親同士が話さないで済む方向に持って行ってくれるらしい。

こまめへの個人的攻撃だったら、首根っこつかまえるなり何なり、即座に手を打っていた
と思うけど、どちらかというとアジア人全体を敵に回したような「別に誰でもよかった」的
な発言だったこともあり、ひとまず先生&学校側の対応におまかせしてみることにした。
先生方がこういったことを許容しないという姿勢をビシッと見せつけてくれるのならば、
こちらとしても安心だ。
肉団子ぼうず達を、偏見で他人を傷つける悲しい大人にしてしまわない、今が大チャンス。
先生方による軌道修正の指導に期待したい。

ひとつ、先生からこまめへアドバイスがあった。
「次にこういうことがあったら、その場で報告すること」。
確かに、しばらく経ってからだと、言った方も半分忘れてるかもしれないもんね。

こまめが言われたようなことを言う人は、悲しいかな、そこら中にいる。
雑多な人種が混在するヨーロッパの街だから、オープンで理解ある人も大勢いる一方で、
外国人を快く思わない人もいるにはいる。私自身、街中ですれ違いざまにその手の蔑視発言
を浴びた経験が、ごく数回ではあるが、あるにはある。
ただ、いずれも「中国人云々〜」という括りだったので、見知らぬ人の悪意にビビリこそ
すれ、個人的に傷ついたりすることはなかった。
ま、「おまえのかーちゃんデベソ」レベルのくだらない悪口として、こまめにもサラッと
無視できるスルースキルを身につけてもらいたいと思う。

同時に、前回も書いたが、「こんなことは許されない」とこまめにもハッキリ示しておく
必要がある。そういう意味で、良い道徳教育の機会と思っている。

何より、こまめの背後には親という心強い味方がどどーんとついてるんだゾ!ということを、
こまめにこそ(&横で聞いてるごまめにも)わかっておいてほしいと思うのだった。



2012年12月5日水曜日

シントさんのいたずら?

今日はシンタクラースのおじいさんが家々にプレゼントを配ってくれる「Pakjesavond」。
親戚一同集まって、盛大に祝うお家もある。
我が家では、11月ごまめ・12月こまめと誕生日続きで、やはりそちらのお祝いを盛大に
したいということもあり、シントさんのくださるプレゼントは控えめなもの。
それでも、やっぱりワクワクする。

普段よりも早めに帰宅した父と一緒に、子ども向けの特別番組を見つつ、まったりする
こまめごまめ。母は台所で夕飯の支度。

ふと父が「ん?! …2階で物音がしたみたいだけど… 屋根かな?」と言うではないか。
ソワソワしながら見に行く、こまめごまめ&母。
しかし、子供部屋に異変はなし…。
すると、階下で「ドンドンドンドン!」「ピンポンピンポン!」と、騒々しい音が!
大慌てで下りて行ったこまめが開けっ放しの玄関先で見つけたものは…
袋に入った贈り物!…というわけ。

仮装用の服やら知能パズル系のおもちゃやらをそれぞれにもらって、さっそく楽しく遊び
始めるこまめごまめ。
父も不意打ちでフェアトレードのチョコレートなんてもらって(72%のダークチョコ!)
うれしそう。
良かったね〜と目を細めつつ台所に戻る母。
さーてイモの皮でもむくかいな、と袋からゴロゴロ取り出したら、な、な、なんと…


これもシントさんからの贈り物…なのかな?!?!?
あービックリ。

2012年12月4日火曜日

いじめっ子

ちょっと前に、こまめが父に「悪口言う子がいるの。」と打ち明けた。

私も詳しく聞いてみたところ、よそのクラスのひとつかふたつ年上の男の子3〜4人が、
休み時間にこまめに向かって「chinese gehaktbal」(直訳すると「中華風肉団子」、
語感的には「やーい、中華まん!」)と、面白半分に言ってくると。明らかに蔑みだ。
それも1度や2度でなく、夏休み以前の低学年クラスの頃から継続的だっていうから、
タチが悪い。
その子らは、こまめとはクラスが別で接点もほとんどないので、単純に外見で言ってると
しか考えられない。
他にもアジア系の子は何人かいるから、こまめだけが標的かどうかはわからない。

先週、担任の先生に報告しておいたのだが、なんせ他のクラスの子で名前もわからない。
今日たまたま水泳教室の更衣室で「あ、あの子が悪口言う子」とこまめが気付いて教えて
くれたので、どの子か(そしてどのお母さんか)判明した。
(着替える子の性別ではなく、着替えさせる保護者の性別で更衣室が分かれている)
しかし、うちは帰宅時だったし、あちらはこれから泳ぐところ。
場所もタイミングも不適切だったので何も言わずに帰ってきた。

「どうせそんな差別的発言するのは国粋主義的な金髪家庭のご子息でしょうよ」と、
負けず劣らずの偏見で予想していたのだが(ヒドいなあ、私。笑)、何系かはわからない
けど金髪ではなかったぞ。
そして、「肉団子はおまえじゃ!」と言いたくなるのをなんとかこらえた、そんな体型。
(ヒドいなあ、私。笑) …いや、だって、水着だったしさ。(ヒドいって)

帰りの車の中で、最初にこの話を聞いた時にも言ったのと同じことを、繰り返し言って
聞かせた。
 よく知っている友達で、何かがきっかけでケンカすることはある。
 腹の立つこともあるかもしれないし、キツいこと言ってしまう時もあるかもしれない。
 けど、それは仕方ない。
 仲直りして、もっと仲良くなれるから、それはいい。
 でも、よく知りもしない人の、見かけだとか、自分とちょっとちがうとかいうことを的に
 して、からかったり悪口言ったりするのは、ものすごく卑怯で絶対やっちゃいけないこと。
 悪口言って人を傷つけるのは、弱虫のやることだ、と。

(ちなみに、父は「言われても知らん顔しとけ」って言ってあるらしい)

帰宅してからちょっと悶々。
あのお母さんに話をしてみる?
でもやっぱり先生を通すべきか?
それともあの男の子に直接話しかけてみる?

うーむ。
どうしたいかっていうと、もう悪口を言わせたくないのはもちろんなんだけど、そんな
単純じゃないような気がしてきた。こまめに謝らせて済む問題でもない気が。

なんだか、かわいそうだなあ、と思ったんだな。
自分の周りの世界が豊かなことに気付くのじゃなく、正反対にしか受け止められないなんて。
各国のことばで「ハッピーバースデー」を歌えるようになったM先生のクラスの子らは、
絶対こんなことしないだろう。
その悪ガキどもの物の見方をちょこっと変えてみたい…というのが本望かな。
せめて中華と和食の区別くらいつけろや!(…って、そこちゃう?)

ぶっちゃけ、ガラッと教室に入って行って、「どいつじゃ!」と正々堂々吊るし上げして
みたいのが正直なところだったりして…(気分はチエちゃんちのテツ☆)
こういう時に親は頼りになるということも見せつけておかんと!
(そんで小言のマイナスポイントを挽回するのだー)

こまめは当然とても嫌な気分だろうが、こまめの落ち度はひとつもなく、むしろあちらの
問題なので、必要以上に傷ついていませんように…。


赤ちゃんの時は、肉まんと言われても「おっしゃる通りです」と認めざるを得ないくらい
福々しい顔だったんだけどね。