2014年7月31日木曜日

ごまめのノート(初)

棚にしまいっぱなしにしていた未使用のノート類を整理していたら、
大きいマス目のこくごノートが出てきた。

「使っていいよ〜」とごまめに手渡した。
夕食後に「書いてもい〜い?」と、いそいそ書き始めるではないか。
好きなようにやってちょ〜と(相も変わらず)放っておいたところ…
いつもお姉ちゃんが作文に四苦八苦している様子を見知っているので、
なにやら短いお話を書くものだと思っていたらしい。
こんなものができてきた。


こみこちゃん(仮名。笑)はみんなとおさんぽしました。

スゲー(笑)

ひらがな表を見つつ、ブツブツ言いながら、自力で書ききった。
「ちゃん」とかよく工夫したなあと思う。なんとなくわかるもん。
「ぽ」の丸と、最後の読点の丸の位置だけ指で教えてやった。

別に今の段階(4歳半)では読めさえすれば書けなくてもちっともオッケーと思ってた。
(私からは教えていない。勝手にワークブックとか出してきてやっている。)
でも、興味があり、創作意欲(笑)もあるなら、もうちょっと手伝ってやろうと考え直す。

丸つけも自分で(笑)



ちゃんとしたノート、うれしいね。


たくさん書いてね。
(そしていっぱい笑わせてちょ!)


一方、何を書いても修正の赤が入り、忘れてしまった漢字なんかは再度練習させられたり
しているこまめからしたら、何を書いてもヤンヤと喜んでもらえるなんてズルい〜!と
感じるだろうけれど…
キミが4歳半の時は文章を書くなんて発想も技術もなかったからなあ。
お母ちゃんは単純に驚いとるのだよ。
キミの日々の努力(&コンチクショーという思い)はちゃーんと認めてますよ。


(動物園に行った翌日の日記)

2014年7月16日水曜日

ひたすら登る、一歩一歩

しばらく前にデザイン系のニュースで見て以来、かなり気になっていたクライミング場。

こまめと二人っきりで何かをするということが本当にない上に、以前誰かの誕生日会で
ちょっぴり登って楽しかったと言っていたのと、春の日本で沢登りに熱中していたのを
思い出して、これは!と記憶に留めておいた。

南部のDordrechtにあり、体験レッスンを毎週やっているという。
ちょっと遠出だったけれど、二人で行ってきた。
(ごまめはその間、クラスのお友達のお家で遊ばせてもらった)


インストラクターがついてくれて、1時間半。シューズも貸してもらえる。
少し年上の女の子と二人で。


1人が登る間、もう1人はロープを程よい長さに調節して安全確保。

インストラクターが、次にどの色の塊(ホールドというらしい。難易度によって色分け
されている)に足を架けたら良いか、などのアドバイスを下から送ってくれる。
「いいよいいよ!」「スゴい!」など、登る気持ちを刺激する言葉がけも頻繁に。
これがあるとないでは大違い。

じきにその女の子は帰ってしまい、その後はプライベートレッスン状態。


一番高い所は17mだって!

よろこびを顔や言葉でダイレクトにわかりやすく表現するタイプではないこまめだが、
合計で8回もアタックしたことを思うと、よっぽど楽しかったんだなあ。

どのスポーツも人生の暗喩に満ちているが、このクライミングというスポーツもまさに。
ホールドの選択、ペース配分、全てこまめ次第。
親は離れたところから見ているだけで手出しできないという点ではもはや直喩だ。

見ていると、こまめは力もそこそこ、何より股関節が柔らかいというアドバンテージがあり、
なかなかいい感じ。
「お母さんもやってみますか?」って言われたけど、手と首を振りまくって拒否した母。
握力腕力ともに、無いに等しいもので ^^;
クライマーの心理状態とかいろいろ見えて、見てるだけでもすごく面白かったからいいの!

2014年7月13日日曜日

小さな日本まつり

ザイスト(Zeist)という古い町にあるお城のお庭で「日本デー」なる催しがあった。
「出店をやるから来てね〜」と誘ってもらったので、ごまめとふたりで行って来た。
(こまめはお泊まり、父はペンキ塗りの下準備)


知り合いのやってたおいしいもの屋さんでは、手作りお寿司の折詰めや抹茶ケーキなどを
売っていた。どれもいいお味♪


「客寄せパンダだし ^^」って言ってたけど、やっぱり素敵だよ、着物!

短冊に名前を揮毫中のごまめ。


なかなか思い切りが良いのであります。

ほかにも、折り紙ワークショップ、盆栽や風呂敷などの展示、空手のデモンストレーション
なんかをやっていた。

野外劇場のステージでは、「桃太郎」のオランダ語バージョンを俳優さんが語ってたり、
若人の熱気あふれるよさこいショーなど。


「雷電」って揃いのTシャツに書いてあったから、ライデン大学の学生さんかな?

こういう機会でもないと行きそうにない場所に行けたし、楽しい午後のひとときだった。
(でも「やる側」の方が実は面白いんだよな〜、こういうイベントは)

一番ビックリしたのは、
このブログを見て下さってた方が、おそるおそる「あの…ごまめちゃん…ですよね?」と
声をかけて下さったこと。
「ブログの写真と同じだ〜!」ですって ^^
親からしたら見慣れた姿・振舞いだけど、ここしか見てなくて初めて実物を見たとしたら…
アレッと思うだろうなあ。
Yさん、覚えてて下さってありがとう!

2014年7月12日土曜日

冷蔵庫に入れていいものだめなもの

家事のヒント的な話ではないです ^^;

冷蔵庫がぼちぼち買い替え時かも…というわけで、電機屋さんへ。
あれこれ商品を見ている横で、扉を開けたり閉めたりしていたごまめ。
突然「たいへん!!」と。

すわ!と飛んで行くと、「みてー!」と庫内の引き出しのピクトグラムを指差す。


動物、冷蔵庫にいれちゃだめ!」とかなり憤慨している様子。
そら生きてるやつはアウトでしょう。てか入りません。

ちなみに、魚はOKとのこと。

2014年7月9日水曜日

ミツバチ博士ふたたび

昨年に引き続き、今年も養蜂場のおじさんの話を聴きに行った。(→去年のはなし


複雑な社会性、性別や役割の分化など、さわりだけ聞いたら、不思議な井戸を上から覗いて
いるような気分。ますます謎が深まってくる。
その生態を知り尽くしたミツバチ博士の話は尽きることがない。



あいにくの悪天候で予定していた外遊びができなかったので、Lちゃんのお家に移動して、
見てきたことを日記に書き留めるという課題を一緒にやってみることにした。

文章力があるとは言いがたい子たちなのだが、だからこそ、体験がホカホカ新鮮なうちに
1文でも2文でも書かせておこうという試み。
図鑑や百科事典の「ハチ」の項を見ながら、体の仕組みやハチの種類なんかも詳しく見た。


仲間がいるのはかなり大きなプラスの効果を生むようで、
「一緒にやると楽しい〜。ひとりでやると泣いちゃう時もあるもん」
…と思わず吐露するこまめ。
苦労しているのは自分だけじゃないと間近で実感するのもお互いに心強いことだろう。


体験が新鮮なうちにやらないと意味のないこともあるなあ、というのが本日の実感。

ごまめも例によって「私もやりたい〜」ときたので、絵日記仕立てで、即席で母が書いた
お手本を見てことばを写す。



〈今年のおみやげ〉
地元産ハチミツひと瓶と、ハチミツキャンディー


短い作文

子ども達の日本語力の底上げのために、地元の学習グループ(8歳グループ)では
「一行日記」を推奨している。
どんなことでもいいので、できれば一日一行でも何か書こう、という試み。
文字も言い回しも、インプットだけでアウトプットの機会がないとどんどん抜けて行って
しまうのを危惧しての提案だった。
(目にする機会もほとんどないので仕方ないとはいえ、漢字はおろか、カタカナも恐ろしい
ほどの早さで抜け落ちてゆく…!)

宿題ではあるが、クラス内での添削は特にせず、各家庭でできる範囲で取り組もうという
ゆるめの自習課題。
日々の出来事を書いている子もいると思うが、家の場合は、その日に練習した漢字を使う
短文を作るというやり方が多い。
実際にあったことを要領よくまとめるのが苦手なこまめ、創作系(フィクション)ならば
気負いなく書けるようなので、やりたいようにやらせている。

ある日、「海」という字を習ったので、何か書いてごらんというと、こんなふう。



次の日、同じ字をおさらいするつもりで、「海についてもうちょっとちがう風に書いて
みようか」と提案。
頭(=少ない知識)で考えるより、具体的な資料があった方が話も広がろうて…と思い、
『こども百科』を取り出したはいいが、肝心の「うみ(海)」の項がない。
代わりに「かい(貝)」の項があったので、それを見せると、目を輝かせて食い付いた。



ちょうど学習グループで『スイミー』を取り上げたところで、比喩表現について習った
ばかりだったので、いっちょ応用してみるべ、と軽く示唆してみた。
そしたら、「お母さん何も言わないで!自分で考えて書くから!」だってさ。


自分でもよく書けたと思う、これまでの作文で一番気に入ってる、と悦に入っていた。

〈本日の気付き〉
音楽やダンスでも絵でも何でもそうだと思うが、自分に合った表現のスタイルというのが
見つかれば、そして、好奇心をくすぐる楽しいテーマがあれば、表現の作業のことは忘れて
内容そのものに集中できるんだな。

〈本日のごまめのお仕事〉
こちらも、お姉ちゃんがやってる横で何やかや自分で取り出してはやっているので、
あまり細かいことは言わずにやりたいようにやらせている。
相変わらず、邪魔しないでいてくれるだけで御の字という姿勢。^^;


2014年7月7日月曜日

かあさんの夏休み

子どもの夏休みが始まった途端、親の方が夏休み気分全開?!で遊び歩いております。

そもそも、旧友の結婚式に参列するため、泊まりがけで南の方の町まで出かけて行ったのが
始まり。
在学中に交際を始めたふたりのために集まった懐かしい面々、顔を合わせるのはかれこれ
11年ぶり! まるで同窓会旅行のような気分だった。
ちなみに、集まった同窓生の国籍は、オランダ・エストニア・ドイツ・フランス・タイ。
参加できなかったのは、スペイン・アメリカ・カナダ・ベネズエラ・韓国・日本。
思えばすごいバラエティだったなあ。


祝宴の翌日。
久しぶりの訪蘭を満喫したいタイ人のAと、彼女をガイドするフランス人Mと一緒に行動。
せっかく南の方まで来てるんだから…と、ずっと再訪したかったのになかなか叶わなかった
TilburgのTextielmuseumへ誘ってみた。


刺激がいっぱいで、やっぱり行ってよかった!

帰りがけには、前から気になっていた「ロータリーで回る一軒家」(アート作品)にも遭遇。


Utrechtに寄り道してから帰宅。


そのまた翌日。
今度はうちまで来てくれたAとM。こまめごまめと一緒になって遊んでいく。


夕方、アムステルダムの旧友宅へ。
帰りがけの夕焼け(といっても22時過ぎ)がすごかった。



そして今日はロッテルダムの別の共通の友人宅へ。
インダストリアルな水辺を散策したり、公園で子どもらを遊ばせたり。



旅行中の二人に同行するのは今日までだったのだけれど、なんというか、時空のひずみで
パラレルワールドに行っちゃったような、非常に妙な気分…。
とりあえず明日はこまめごまめも含めて休息日なので、ゆっくりぼんやり考えてみよう。

2014年7月3日木曜日

夏休み秒読み

ご無沙汰しております。
3ヵ月も放置したら、季節がめぐってしまいました。

夏至の光。

最近は専らTwitter(@oyakomame)であーじゃこーじゃつぶやいておりまして、
そうするとブログをまとめるという作業から遠ざかってしまうのですね。
まことにありがちな現象です。

そもそもこのブログは、自分のためであり、また、もしや同じようなことに興味のある方の
参考になるかも?という名目の他に、こまめごまめがいつの日か振り返ることのできる記録
として書き留めて来た面が大きい。
それを途中でほっぽりだしては示しがつきません ^^;

夏の影。

というわけで、この3ヵ月のあれこれを、さかのぼって書いてみたいと思います。
ん? 8月31日に絵日記仕上げるどこぞの小学生のよう? …まーね。
しかし!
21世紀の自分にはデジカメのデータという確かな手がかりがあるのです、ふっふっふ。
引き続き、よろしくお付き合い下さい。(ペコリ)