2014年2月28日金曜日

こども映画祭

ずっと気になっていた「ファンタスティック・キンダーフィルム・フェスティバル」に、
こまめ・ごまめ・ごまめのお友達とそのお母さんで連れ立って行ってきた。

子ども向けの映画祭なのだけれど、「東映まんがまつり」とは随分毛色がちがう。
よりすぐられた短編アニメの上映と楽しいワークショップのセット。
全国各地のミニシアターを巡回していて、私たちはアムステルダム会場に行った。

まずはワークショップ会場へ!

・クッキング:クロックマダム
  子ども用のキッチンで、本格的なお料理に挑戦。
  耳を落としたパンを薄〜くのばすところから。


  オリーブ油を刷毛で塗ったり、 ドライトマトやモツァレラチーズを切ったり、
  全部自分でやるんだよ。


  バジルは目の前の鉢から積んでちぎったの。ウズラの玉子も自分で割ったんだよ。


   オーブンで焼くこと12分…。でっきあっがり〜。


  はむはむ、んまいんまい♡ お皿も自分たちで作ったんだよ〜。



・工作:マイ皿づくり
  紙皿に絵付けをするだけなんだけれど、楽しい♪



・映像:ストップモーション
  マイ皿にパスタをどんどん入れていく過程をコマ撮りしてアニメにしてくれる。
  台の上のお鍋の中にタブレットが仕込んである。
  こういうのがその場でできるなんて、デジタルってすごいな…と、フィルム時代を
  知る者には感慨深い。




・レモネード・ラボラトリー
  いつもの飲み物も、なんだか魔法の飲み物みたいに見えてくるから不思議。




・おままごと
  テーブルセッティング、上手にできるかな。




・ピタゴラスイッチ的ゲーム
  くるみの実を、お皿やオタマなんかでできてる色々な仕掛けを駆使しながら、
  ゴールの穴まで運ぶんだよ。



たくさん遊んだ後は、メイン会場(EYE)に移動して、お昼ごはん。
サンドイッチを持参して、公園的なスペースにて「インドア・ピクニック」。
(一応事前に電話で問い合わせたところ、いいんじゃないの〜ってことだったので)



ショップで面白グッズをあれこれ見たりして、やっとこさ上映時間になった。
私たちがチョイスしたのは、ロシアのクマさんのお話


加えて、韓国の貧しい漁師のお話と、ロシアのおだんごぱんのお話の3本立てだった。
短編集なので、合わせて30分ちょいの上映時間だったけれど、いい充実感!

「おうちにかえりたくない〜!」と泣き叫ぶごまめをなだめつつ、帰路についた。
来年も行くぞ!と今から意気揚々 ^^

2014年2月23日日曜日

虫のホテルに趣味のジャングル公園

只今、10日間のお休みのまっただ中。
早春休み、またの名をクロッカス休暇という。

こまめは仲良しのAちゃんの家族旅行に誘われた。
Aちゃんは一人っ子で、遊び相手がいないとどうしても持て余しがち。
何かにつけてイージーゴーイングなこまめは親御さんにとっても楽な存在らしい。
そんなわけで白羽の矢が立ち、ご招待を受けた。
3泊4日、プール・レンタサイクル・室内遊戯場などのあるコテージで楽しく過ごして、
ホームシック?何それ?状態だったそうで。
仲良しさんと一緒だもん、そりゃそうだよな〜。

その間、ごまめは家に残ってまったり。
気管支炎の一歩手前の風邪が治りきってなかったので、ゆっくりできてちょうど良かった。

何にもしないのもかわいそうなので、日曜日、お父ちゃんと3人で、自然公園Kemphaanに
出かけた。
ごまめの一番の目的は「おそとでおやつをたべる!」。
公園に着くなりピクニックテーブルへ。





有機農場の牛舎では、お漬けもん状態になってるトウモロコシをむしゃむしゃ。


昨年の牧場遠足で飼料について勉強したので、この独特の酸っぱい匂いが発酵臭だって
もうわかるもんね〜。(それまでは、牛の排泄物のニオイかと思っていた)

飼料置き場に無造作に積まれたイモ。ジャガイモも食べるのか! 



牛舎の外には、こんなものが。


冬季限定、虫ホテル。
産院も兼ねてるって。なかなか快適そう!


公園内の購買部。
数年前は、ここで育てた観葉植物や有機野菜をちょろっと売ってるくらいだったのに、
温室ゾーンがどんどん充実していって、鬱蒼としたジャングルや多肉植物の楽園に住む
カメやら鳥やらイグアナやらモルモットやらの小動物園と化し、


遂には滝まで出現…!



拡張工事の進み具合がのんびりマイペースなことから、おそらくは動植物園建造専門の
業者ではなく、ここの従業員のDIY仕事だと思われ。

発泡スチロールとセメントで作り中の擬岩。


これ↑がこう↓なるのね。



かわいい植栽。





入場無料ってことは、市民の税金で運営がまかなわれてるってことかな。
こういう使い道なら大賛成。

2014年2月17日月曜日

収穫だ!

…と言っても、プチッと摘んで味見程度だけれど。


1)カイワレ大根
辛い!!
大根の辛みを濃縮したような感じ。

2)バジル
そのまんま。

3)ブロッコリー
これが一番意外だった。
ブロッコリーの風味は皆無で、ぴりりとする。
育ちが一番良いのもコレ。


種をまいてから1週間ちょっと。
こりゃ楽しい。

2014年2月12日水曜日

二次元レゴ

今月の読み聞かせ&遊びの会で、貼り絵をやった。

円と正方形を基本に、そこから切り出してできる三角形や半円なども加えた基礎形態を
組み合わせる「絵でやるレゴ」みたいなもの。
同じ形の大小も用意して、何ができるかワクワク…。



印象に残った作品:
1)夜空


小さい正方形を2つ組み合わせて星に。
タングラム状に隣り合わせに並べることしか想定していなかったので、ハッとさせられた。


2)ショベルカー


これぞレゴ!的な展開。ちなみに女の子の作品。


3)月夜にそぞろ歩くおばあさん


笠をかぶっているところが彼女のルーツ(沖縄のとある島)を如実に反映している。


4)没頭するふたり


ひたすら貼る作業に夢中の子と、とにかく描きまくる子。
季節行事用の飾り物を作るときのような「目標とする最終形態」がないので、こういう
極端なのができてきて面白い。


全体として、三角形やら半円やらはあまり使われなかった。
基本形が「まるとしかく」に集約されているということで、そちらを三原色(赤・黄・青)に
例えると、それを半分に切ってできる形は中間色(橙、緑、紫)に相当するのだろう。


先日のモンタージュポートレートしかり、題材だけ与えて、どんなものができてくるかは
お楽しみ…というのがやはりいい。

ポイントは、厚手の紙を使うこと。
プラ板状で、ぺらぺらの紙よりも「平面感」が強い。

2014年2月10日月曜日

発芽とスケート熱

おやっ、更に様子が変わっている。



こまめ「皮がむけてきた!」
つまり、種には皮があるっつーことですね。

それはワクワクな変化なのだけど、もっと気になったのは、


綿が勝手に壁をよじのぼっているように見えるところ。
何やってんだ??(脱脂綿って、もう生きてないよね???)


ところで、冬季オリンピック、始まりましたね。
在外でも「ニッポンがんばれ!」と盛り上がれるのは楽しいのだけれど、今日だけは、
本命のイレーンちゃんが3000mを滑ったので、手に汗握ったり涙目になったりしつつ
応援した。やったぜ金メダル!!
男子勢も金銀銅メダルを一気に獲得したとあって、オランダのスケート熱はアツアツ。

こちらは、アイスダンスに魅せられちゃった人。


ちゃっかり金メダル〜。

2014年2月8日土曜日

伝言ゲームのような肖像画

隔週の学習グループにて。
こまめが在籍しているクラスでは、朝の会→ラジオ体操→1時間目(国語)という流れ。
おやつ休憩の後の2時間目は副教科で、毎回趣向を変えて色々なことをやる。

今回、図工の指導を担当させてもらうことになった。
元々の課題候補は「物語の好きな場面を絵にしましょう」(教科書より)。
下準備なしには充実したものが描けるわけないし、せいぜい挿絵のコピーのようなもの
しか出て来ないのが予測できて、どうにもこうにもやってみたいとは思えなかった。
代わりに何をしようかと考えるまでもなく、勝手にアイデアがふわふわと膨らみ始めた
ので、それを実行させてもらうことにした。

題して「モンタージュ・ポートレート」。
絵に描く福笑いというか、ちょっと予想のつかない意外さが楽しい「顔の絵」。

グループでテーブルを囲むように座り、画用紙は縦位置で使う。
画材は、ちまちませずにざっくり描けるよう、黒のクレヨン限定。

手鏡でよく観察しながら、まずは鼻を紙の真ん中に描く。
描けたらとなりの人にまわす(=自分のところには反対側のおとなりさんからまわってくる)。
その鼻の下に、今度は口(唇)をよく観察して描く。描けたらまたとなりへ。
お次は眉毛。…というように、順々に、パーツごとに描いてはまわす、を繰り返し、
耳、髪まで描けたところで終了。
ちょうど一回りして自分の描き始めたものがとんでもない展開になって返ってくる。
一人一人がひとつひとつのパーツを真剣に観察してマジメに描いているのというのに、
とんでもなくおどけた顔がいくつも出来上がるので、教室は爆笑の渦。


図画の教科書的には、ひとり1枚の自画像をじっくり仕上げるのが王道だろうけど、
そんなまじめくさったのはその気になれば一人でもできる。
どうせならグループ制作ならではの奇想天外な展開を楽しみたかった、というのが
思いつきの主な動機。


パーツにフォーカスすることでより細部に注意が注げたようで、年齢が上の子たちほど
瑞々しく描けていたように思う。
あえて顔の輪郭は省略して中心から周辺へと視線をずらすことにしたわけがここにある。

額に入れて飾っておきたいような作品ではないかもしれないけれど、プロセス重視で
ビビッドに「見ること」「描くこと」の醍醐味を味わえたのでは、と思う。


注意点はふたつ。
・思い込みで描かない。鏡をよーく見る。
・「どうせ面白おかしいものができるのだから」とおふざけモードになると、かえって
 つまらない。全員が真剣にやってるのに妙ちきりん、というところに味があるのだから。

一度、大人同士でもやってみたいなあ ^^

種日記

一晩明けたら、一部の種に変化が!


バジルの種が、なんだか白っぽくなってる。
最初、自分で綿にもぐっちゃったのかな?と思ったりもしたけど、そんなわきゃない。
なんかのタマゴじゃないんだから… ^^;


なんかゼラチンぽいものに包まれたようになってる。不思議〜。

2014年2月7日金曜日

種まき

真冬だが、種をまいた。

近所のスーパーで野菜や花の種の安売りをしていたので、それにつられた。
長いこと放置してあったカイワレ大根の種と一緒に室内栽培の実験してみよう、と
思いついたわけ。

とりあえず3種類。


左から、カイワレ大根、バジル、ブロッコリー。

プラスチック容器に脱脂綿を敷き詰め、こまめごまめと一緒にパラパラまいてみた。
最初は実験的にやってみて、うまく芽が出たら味見してみよう…程度。
うまくいくようなら量を増やして「使える量」にするべえ、という算段。
さてさて、何日で芽がでるか…。

2014年2月6日木曜日

魔法が解ける時

今話題の「ゴーストライター(ゴーストコンポーザー)」について、夕食の席で振ってみた。

まずは、オランダ語でもゴーストライターは「Ghostwriter」とのこと。
日本語においてもしかり、敢えて自国語に置き換えなくても意味が通じるからだろう。
というか、こんなイメージピッタリの言葉、なかなかないよな。

次に、状況をざっと説明。
当事者の記者会見記事に始まり、かなり熱の入った憤りツイート、落ち着いた分析などなど
から伝わってきたことをかいつまむ。
(ちなみに、あちらこちら拾い読みした中では、仲山ひふみ氏の『聴くことの困難をめぐって
というコラムが面白かった)

お父ちゃんの反応:
「もし自分がその音楽買ってたら、吐き気するかも。ひどすぎる!」

…つまり、音楽そのものでなく、周辺の「お話」が彼にとってはかなり重要らしい。
曰く、音楽と「お話」は切り離せないものであり、作者が汚れたことで作品が汚れた、と。
そういった「ふりかけ」と切り離して音楽を絶対的に評価する層もいなくもないのでは?などと返したりして、議論をすすめていった。
詐欺師本人の罪もさることながら、お涙頂戴の「いい話」につられがちな一般消費者や、
そこをついて商売してくるメディア関係とかはどうなん?とか。

不意にごまめが「Nee, dat is niet waar! (それはちがうよ!)」と参戦してきた。
それはアブラカダブラなんだよ!
親ふたり「?!」

「まほうつかいが…あーでこーで… こどもが…どーのこーの」と自説を披露し始めた。
というか、自分の知ってる「お話」を講釈してるわけ。かなり真剣。

父(ごまめなりに会話に入ろうとしてるんだなー、かわいいなー)
母(てか、実はめっちゃ的確やん)

つまり、悪い魔法使いの難を逃れる話の中心である「こども」はゴーストライター氏の
良心そのもので、メディアやマーケティングの呪文によって目をくらまされていた人々に
脱出の契機を与えた、と。
お父ちゃんは「いい魔法使い」に「いい魔法」をかけられたかったんだな。

4歳児の直観って侮れない。

父「で、キミはどう考えてるわけ?」
こまめ「ハァ??」

…まあそっちが普通の「子どもらしい」反応かもなあ。^^;


さて。
「お話」「ふりかけ」「魔法使いの呪文」抜きに、作品そのものを愛したり評価したりと
いうことが、自分の「好きなもの」の中にいったいどれくらいあるだろう?
芸術家の作品とマスプロダクションのメーカーの商品とでは話が若干ちがうかもしれないが、
それにしても「〇〇産」「××さんが作った」ということに必要以上にこだわることにも
落とし穴がひそんでいるということだ。
モンドセレクションみたいな、効力があるんだかないんだかさっぱりわからないような
魔法も中にはあるけれど。
学生時代にブランディングについて聞きかじった身としては、考えさせられることが多い。

2014年2月5日水曜日

ダークホース

ご「①ばんと②ばん、どっちがいい? おかあさん きめていいよ。」
母「ん〜、②番。」
ご「はい、じゃあ③ばんね!」

ズコー!
聞くなや。


2014年2月1日土曜日

旧正月の新年会

毎年恒例の新年会。
公民館に21家族72人が集まり、大盛況!

〈 書き初め作品展示 〉

photo by J
学習グループ・小1クラスの作品。
やっぱり毛筆の書には単なる文字以上の力があるなあ。
指導に当たってくれたK先生、ありがとうございました。


〈 お餅つき 〉


力持ちのお父さんも、ちびっこも、みんなで力を合わせてぺったらぺったら搗きました。
ちょっとツブっぽかったけど、やっぱり搗きたてはおいしい〜。
Nさんお手製のあんこもいいお味。


きなこ大好き♡♡♡ ぺろぺろ…


〈『おおきなかぶ』の小劇 〉


大きい子から小さい子まで順々につながって、「うんとこしょ、どっこいしょ!」

photo by A
ワタクシ、大道具担当でカブ(↑)を制作。
固定するのにえらく苦労しましたわい…(汗)


〈 豆まき 〉


鬼「渾身の力を込めて投げつけてくる子もいるからね、かなり痛いんすよ。」


会場は公民館。飲食&歓談用の広間とは別に、幼児用のプレイルームを用意してあったの
だけれど、小さい子向けのおもちゃではもう飽き足らないような年頃の子たちが、無人の
カフェスペースでかくれんぼをしたり、好き勝手に遊びを展開して楽しそうに群れていた
のがとても印象的だった。
しょっちゅう顔を合わせる子も、たまにしか会えない子も、初めての子も、こんな風に
楽しく集まったこと覚えていてくれたらいいな。